お風呂は毎日使用する場所なので、年月を重ねるにつれて劣化も進みます。劣化した浴室を快適な空間に変えるには、リノベーションがおすすめです。しかし、マンションに住んでいる方の中には、お風呂のリノベーションはどこまで可能なのか悩む方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、マンションのお風呂をリノベーションする際のポイントをご紹介します。注意点も詳しく解説していますので、興味のある方は参考にしてください。
マンションのお風呂をリノベーションする魅力
マンションのお風呂のリノベーションにはさまざまなメリットがあります。ここでは、主なメリット3つをご紹介します。
お風呂でリラックスできる
お風呂は仕事や家事による一日の疲れを癒す場所と考える方も多いようです。夏場のお風呂では問題にはなりませんが、冬場については浴室の寒さ対策を検討しましょう。寒さ対策を施した浴室リノベーションをすれば、冬場でも快適な空間になって、リラックスしたお風呂タイムをさらに楽しめます。
安心して入浴できる
お風呂に入る際に気を付けたいことのひとつに、入浴中の事故があげられます。タイル張りの床の場合、滑りやすいだけではなく冷たいと感じて、寒暖差が体に支障を与えることも。リノベーションをすれば、水はけも良く暖かさも保てる床に変えられるでしょう。安心して入浴するためにも、リノベーションをおすすめします。
掃除のストレスが軽減される
浴室は湿度が高く、カビも発生しやすい環境にあります。丁寧に掃除しないと、すぐにカビが発生してしまい困るといったご経験もあるのではないでしょうか。リノベーションをすれば、カビの発生しにくい素材にも替えられるので掃除も楽になります。リノベーションで、いつでも清潔な状態でお風呂を楽しめるでしょう。
マンションのお風呂をリノベーションする際の注意点
一戸建てとは異なり、マンションのリノベーションには様々な制限もあります。リノベーションをお考えの方は前もってチェックしておきましょう。ここでは3つの注意点をご紹介します。
管理規約に注意
ほとんどのマンションでは、管理規約を設けています。管理規約とはマンションで快適に暮らすためのルールのことで、国土交通省が作成したマンション標準管理規約に基づいて作成されます。管理規約の中にはマンションのリノベーションに関する規約も記載されています。工事に際しては、管理会社の許可が必要な場合もあるでしょう。リノベーションをする際には、あらかじめ管理規約の内容を確認しましょう。
浴室のサイズをチェックする
古いマンションの中には浴室のサイズが狭く、ユニットバスの設置が難しい場合もあります。ユニットバスの設置が困難な場合は、ユニットバスと在来工法を組み合わせたハーフユニットバスも検討してみましょう。スムーズにリノベーションをするには、浴室のサイズをあらかじめ確認しておくことも大切です。
図面を用意する
浴室のリノベーションを業者に相談するときは、前もって図面を用意しましょう。マンションの工事では電気配線や給排水管の図面が重要とされます。マンションの構造が分からないまま工事を始めると、トラブルが発生しやすくなるからです。
お風呂のリノベーションのポイント
浴室は体の汚れを落とすだけでなく、気分を落ち着かせる場所でもあります。失敗しないためにもリノベーションのポイントをつかんでおきましょう。ここでは2つのポイントを解説します。
浴槽
浴室で必要不可欠なのは浴槽と洗い場です。浴槽にはさまざまなデザイン、色、形がありますが、特に注意したいのは浴槽の大きさです。浴槽に浸かるときに手足を十分に伸ばせるかもチェックしましょう。リラックスできる浴槽であるのかを確認するのは、浴室リノベーションで大切なポイントのひとつです。
天井
浴室の天井は汚れがたまりやすい場所と言われます。シャワーや浴槽からの湯気が天井にたまりやすく、やがて水滴となってカビが発生するからです。特に冬場では、浴槽付近と天井の温度差でカビが発生しやすくなるでしょう。床や壁とは異なり、天井は掃除がしにくい場所。カビの発生を防ぐためにも、天井のリノベーションも検討しましょう。
具体的な方法のひとつとして、パネルやフィルムの利用があります。ユニットバスだけではなく、在来工法のリノベーションにも有効です。特に樹脂系のパネルは乾きやすい、汚れが落ちやすいというメリットもあるので、取り込んでみてはいかがでしょうか。
床
浴室には、滑りにくいだけではなく、保温性の高い床材もおすすめです。冷たい床に耐えながら入浴するのは体にも負担がかかりがちです。冬場のヒートショックを避けるためにも、熱を逃がさないタイプの床への張替えもご検討ください。
まとめ
浴室のリノベーションにはお風呂でリラックスできる、安心してお風呂には入れるなどのメリットがあります。注意点として、マンションには管理規約があり、リノベーションに制限を設けている場合も多いようです。また、古いマンションの中には、ユニットバスの設置が難しい場合もあるでしょう。リノベーション後のトラブルを避けるに、事前に管理会社に尋ねておくことをおすすめします。
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