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【水回りリフォーム・リノベーション】気になる水道電気の注意点まとめ

水回りは使用頻度が高く、故障してしまうと生活に支障がでかねません。そのため、老朽化してきたら早めに設備更新を考えたいところ。水回りリフォーム・リノベーションにおいては水道設備はもちろん、電気設備も工事する必要があります。そこで今回は、水回りリフォーム・リノベーションにおいて気になる水道電気の注意点を解説していきます。

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水道の注意点1:配管は老朽化していないか

まずは水道における注意点を見ていきましょう。水道1つ目の注意点は配管の老朽化です。

水回りのリフォームでよく見かけるのが、3点セットや4点セットといったセット工事プラン。これは、キッチン・浴室・トイレ・洗面台の中から指定のものをセットで工事するというもので、工事費が安く抑えられることから人気です。こうしたリフォームプランでは、既存の配管に新しい水回り設備を接続するというのが一般的。新しく生まれ変わったように見えても、配管は一切手を加えていないということが多いのです。

水回りリフォーム・リノベーションを検討する段階では、配管もかなり老朽化していることが考えられます。老朽化した配管を放置していると、最悪の場合漏水が発生してしまうことも。リフォーム工事後配管に異常が見つかった場合、せっかく設置した水回り設備を再度外して配管を交換しなくてはならないかもしれません。リフォーム・リノベーションを行う前に、配管が老朽化していないかプロに点検してもらいましょう。

水道の注意点2:配管の位置と管理規約を確認する

マンションで水回りリフォーム・リノベーションを行う場合、配管の位置と管理規約を確認することも大切です。特に排水管はパイプスペース(PS)と呼ばれる部分を縦に通っており、そこから横方向に排水管を接続する必要があります。排水管は傾斜をつけて水を流す作りになっているため、PSから遠くなると傾斜をつけるために床を嵩上げしなければならないことがあるのです。

マンションによっては管理規約によってこうした工事ができない場合もあります。つまり、そもそも水回りの位置を変更するのが難しいマンションもあるということ。リフォームによって水回りの位置を変更したいと考えているなら、配管の位置と管理規約は事前に確認しておきましょう。

電気の注意点1:追加で電気工事が必要になる

続いて、水回りリフォーム・リノベーションにおける電気の注意点を見ていきます。電気の注意点1つ目は、追加で電気工事が必要になる可能性があることです。

例えばキッチンをガスコンロからIHに変えるなど、水回りのリフォームで電気を使う設備を新たに導入する場合があります。もともと電気を使わなかった場所で新たに電気を使うとなれば、設備工事に加えて電気工事をしなければなりません。電気工事は国家資格である電気工事士資格を有する専門業者しか施工できないため、プロに依頼することになります。水回りリフォームの料金には電気工事が含まれていないことも多く、追加で費用がかかる可能性があるため注意が必要です。

また、IHのように電力消費量の大きな設備を導入する場合に気をつけたいのが部屋の電気容量。マンションだと建物全体の電気容量が決まっており、各部屋で均等に割り振られています。電力消費が増えるからといって簡単に容量を増やすことはできないため、入れ替える設備に制限が出てくる可能性もあるのです。水回りリフォームを行う際には、電気工事の必要性と新たに導入する設備の電気容量もしっかりと確認しておきましょう。

電気の注意点2:コンセント増設ができるか確認する

水回りリフォーム・リノベーションにおける電気の注意点2つ目は、コンセント増設ができるかという点。水回りで電気を使う設備が増えれば、その分コンセントを増やす必要も出てきます。しかし、マンションでコンセントを増設するにあたっては管理者の許可が必要。さらに、壁に穴を開けるような工事はできないことがほとんどなので、好き勝手にコンセントを増設できるわけではないのです。

先ほど紹介した通り電気容量を増やすのは難しいため、コンセントを増設できたとしても全体で使える電気容量は変わりません。コンセントを同時にたくさん使うとブレーカーが落ちてしまう可能性もあるでしょう。繰り返しになりますが、原則従来の電気容量の中で収まるよう設備を選ぶのがおすすめです。

まとめ

今回は水回りリフォーム・リノベーションにおける水道電気の注意点について解説してきました。水回りは家族全員が毎日使う場所ですから、リフォーム・リノベーションによって快適性を高めたいところ。しかし、水道電気を使う場所でもあるため、工事においてはさまざまな制限がつきものなのです。配管や電気容量といった前提条件は従来通りで考えつつ、いかに快適で使い勝手のいい水回りを実現していくか、という点に注意してリフォーム内容をしっかり検討していきましょう。

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