キッチンやバスルームを取り扱っているメーカーでは様々なカタログを配布しています。サイズや価格に加えて製品の画像も掲載しているため、カタログ上で確認してから、そのまま注文が可能というメリットもあります。しかし、カタログのみで選んでしまったことで、トラブルに発展したケースもあるようです。
そこで今回の記事では、水回りのリフォーム・リノベーションの設備をカタログだけで決めない方がよい理由についてご紹介します。水回りの設備を選ぶときのポイントについても紹介しますので、リフォームやリノベーションをお考えの方はこの記事を参考にしてください。
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カタログだけで水回りの設備を決めない方がよい理由
カタログだけで水回りの設備を選ばない方がよい理由は以下の2つです。
・カタログの価格は希望小売価格または定価。実勢価格より高め
・カタログと実物の製品イメージにギャップがある
ここでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
カタログには希望小売価格か定価を記載
カタログにはメーカーの希望価格が記載されています。このため、実勢価格とは違いがあるのが一般的です。また、住宅設備に関しては、工事費込みの価格で交渉できるように定価のみを表示しています。
水回りのリフォームやリノベーションを検討する場合には、カタログに記載されている価格は参考値として確認した上で、見積もりで実際の価格をチェックしておきましょう。
実際の製品とカタログのイメージは異なる
カタログには製品の画像が載せられていますが、画像と実際の製品ではデザインやカラーが異なる場合があります。カタログに掲載している製品の色味と実際の製品の色味は異なることもよくあります。
特にオンラインカタログについては画像にデジタルデータを使用しているため、実際の製品とは色の印象が異なるケースが多いです。また、使用している電子機器やモニターによっても発色が違うと覚えておきましょう。
カタログだけで水回りの設備を選ぶと、イメージと実物のギャップが生じて、希望していた設備とかけ離れた仕上がりになってしまう場合もあります。設備を選ぶときには、前もって製品を見ておきましょう。
ライフスタイルや住宅の構造に合わせて設備を選ぶのが基本
キッチンや浴室で必要な機能は、家族構成やライフスタイルによっても異なります。また、住宅の構造によっては、別の製品を取り付けた方が使いやすい場合もあります。水回りの設備を選ぶときにはカタログだけではなく、実際の製品を見てから選びましょう。
依頼者は住宅のプロではありません。依頼者の持つイメージを形に変えていくのが、リフォーム業者の仕事と言われます。水回りの設備を選ぶ際にはリフォーム業者と時間をかけて話し合うのがおすすめです。
水回りのリフォームやリノベーションにおける設備の選び方
水回りのリフォームやリノベーションをする際の設備の選び方は以下の4つです。
・セットで設備を選ぶ
・信頼のおけるメーカーから選ぶ
・グレードを確かめておく
・ショールームで設備を確かめておく
ここでは。4つのポイントについて詳しく見ていきましょう。
セットで設備を選ぶ
各メーカーでは水回りの設備をセットで販売しています。主なセットは浴室、トイレ、キッチンの3点セットや浴室、洗面台、トイレ、キッチンの4点セットです。
まとめて購入すると仕入れ値が抑えられるため、通常よりもお得な価格で購入できるようです。水回りのリフォームやリノベーションを検討している方は、セットでの設置を検討するとよいでしょう。
メーカーを慎重に選ぶ
国内には水回りの製品を取り扱っているメーカーが多くありますが、製品の特徴は各メーカーで異なります。デザインにこだわりを持ったメーカー、高性能の製品に力を入れているメーカー、リーズナブルな製品をそろえているメーカーなどさまざまです。
さらにメーカーの中には、キッチンに強いメーカーや浴室に強いメーカーなどもあります。設備を選ぶときにはメーカーのコンセプトなどを確認して、自分の要望と照らし合わせるのがよいでしょう。
グレードを確かめておく
水回りの設備にはグレードが存在します。一般的にはハイグレード、ミドルグレード、ローグレードの3種類があり、ハイグレードには特別な機能が備わっています。製品を選ぶときには、予算に合わせたグレードを選びましょう。
ショールームで設備を確かめておく
設備を選ぶときにはショールームにも足を運びましょう。ショールームでは、デザインや機能性などを目で確認し、触れることもできるのでおすすめです。
以前のショールームは製品を確認するための場所でしたが、最近では製品を実際に使用した生活体験が可能です。実際に調理をして使いやすさを確認できるコーナーや、実際にお湯を張ってお風呂を体験できるコーナーを設けているメーカーもあります。
まとめ
水回りのリフォーム・リノベーションをする際には、カタログだけで設備を決めないようにしましょう。カタログのデザインやカラーは実際の製品とは異なるからです。
製品を選ぶ際にはショールームで製品の使い心地を確かめるのもよいでしょう。また、カタログには定価のみを記載しているため、価格を確認したいときには業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
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