リノベーション計画を進めていく上で、問題になるのが予算です。どの程度の予算で、どのようなリノベーションができるか、把握しておきたいところです。
今回は、1,000万円以下でできるリノベーションの事例をご紹介します。
こんなに大きくリノベーションしても1,000万円以下で済むという発見もあるでしょう。また、自分の理想に近いリノベーション事例もあるかも知れません。
実例を見ながら、自身の予算と比較検討してみましょう。
▼他価格帯もチェック!
費用帯別事例集!300・500・600万円台のリノベーション事例5選
費用帯別事例集!700・800・900万円台のリノベーション事例5選
費用帯別事例集!1000~1500万円でできるリノベーション事例10選
事例集ダウンロードはこちら
もくじ
No.1 ギャラリーライクな見せる収納で「脱・生活感」。子育て感を出さないオシャレリノベ
最初に紹介するのは、「デザインありきの収納です」と言い切るFさんファミリー邸です。
しまう機能とデザイン性を両立する収納や、物を増やさない工夫は参考になるものばかりです。
■リノベ費用:約1,000万円
■夫婦・子ども一人|73.71m2|3LDK→2LDK+WIC
Before | After
上:Before | 下:After
好きな場所3つ:BEST1【見せるキッチン】
目指したのは“見せる”キッチンです。食器が好きで飾りたくて、ギャラリーのようにしました。あえて余白を作り、全体的にすっきりとした空間に仕上げました。使いやすさよりもデザイン重視です。
好きな場所3つ:BEST2【ショップライクな玄関、廊下の飾り棚】
靴は、オープン収納です。土間がなくても余裕ある広さになりました。
好きな場所3つ:EST3【3人並べる洗面室】
大きな洗面鏡と、その下の矢羽タイルがポイントです。タイルはかなりこだわって選びました。3人並べるように、少し幅を広げました。
No.2 ファミリークロゼットでコミュニケーション!?間取りBefore/Afterで解説!
次にご紹介するSさんファミリー邸のテーマは、「西海岸テイスト」です。明るさと開放感溢れる空間です。また、コミュニケーションがとりやすい工夫も凝らしています。
■リノベ費用:約1,000万円
■70.84m2|築36年(購入時)
■ファミリー
Before | After
上:Before | 下:After
白と木で作った開放的な西海岸テイスト
ロンハーマンが好きで、できるだけ木を多く使い、木の風合いが感じられるようにしました。無垢材フローリングは、こだわった一つです。
今は子どもたちの遊び部屋です。普段はこうして開けたままにすることで、子さまの様子も見られ、すぐに声をかけられます。
西海岸テイストを高めるLDKの顔・キッチンカウンター
キッチンは、お子さまの様子を見られるように、壁付から対面式に変えてリビングを見渡せるようにしました。コミュニケーションがとれ、配膳もラクにできるのが対面式キッチンのメリットです。
No.3 解放感たっぷりの間取り術!2LDK+アイランドキッチン
こちらのお宅でまず驚いたのが、マンション面積約70m2という広さでの、この解放感のあるリビングです。他に2部屋あります。さらに、目を引くのが天井です。素材にこだわって、大人カフェスタイルを叶えました。
■リノベ費用:約1,000万円
■4人家族|70.44m2|3LDK→2LDK|築35年(購入時)
解放感リビングの作り方
内装のテーマは、カフェテイストです。木×アイアンのイメージをベースに、暗めの色味を取り入れて落ち着いた感じにしています。またSNSでよいと思った要素を加えています。
照明にはブラックを採用し、空間を引き締めています。アイアン調のダクトレールとスポットライトで大人カフェのアクセントになっています。
オールステンレスが際立つ重厚感あるキッチン
アイランドのステンレスが目を引くキッチンに、冷蔵庫がすっかり溶け込んでいます。ステンレスの統一感と、ウッド×タイルのバランス感が絶妙です。
No.4 まさかリノベをするなんて!「こだわりが日常の活力になる」家づくり
次に紹介するのは、ご夫婦と息子さん3人で暮らすOさんファミリーのご自宅です。築20年のマンションをリノベーションしました。
「こだわりを捨てなかったからこそ、毎日がとても楽しくなった」とお話されるご主人。頭の中でイメージしていた空間を作る楽しさ、ご夫婦それぞれの意見の取り入れ方、そして、予想外の提案を取り入れてみた結果は…?
こだわったポイント1:床は全面無垢材に
床に関してはこだわりがあり、絶対に譲れませんでした。実際に生活をしてみても、無垢材にしてよかったと日々感じています。
こだわったポイント2:リビングの一角に書斎スペース
小部屋にする予定だったスペースですが、せっかく家族で過ごす家なのに、引きこもってしまうのはもったいないと、オープンにして腰壁の高さにしました。
こだわったポイント3:生活動線を考えたWIC
大人が2人入ってもぶつからないくらいのクローゼットです。入り口を2箇所つけたことで、寝室からも廊下からも出入りができて家事がとてもしやすくなりました。
こだわったポイント4: ポイント小物はブラックで統一
スポットライトや、照明のスイッチプレート、アイアンなどは全て黒色で統一しています。想像以上にアクセントになりました。
No.5 ポイントは「収納」と「コミュニケーション」、今と将来どちらにも合わせた家づくり
家づくりでも悩みが多い「収納」です。こちらは、収納力たっぷり&置き家具いらずで、すっきりとした住まいを実現された、Kさんご夫婦のリノベーションです。
ポイントとなる「どこにも無駄のない空間」、今と将来を見据えてデザインされたという間取りはどのようなものでしょうか。
2LDK→2LDKへ、現在と将来を見据えて考えた間取り&内装
LDKを中心とする空間にしたく、リビングの両サイドに部屋を配置しました。
今は、今のライフスタイルを大切にしつつ、その時々に合わせて変えやすいようにしました。
置き家具いらずなキッチン回り
対面式にして、対話のできるカウンターテーブルにしました。食器棚を置かずに、造作棚を設置しました。ウォークインクローゼットは、パントリーの役割も果たします。
チェストがなくても済むように、収納の広さにこだわりました。さらにこだわったのは動線です。
まとめ
今回は1,000万円以下でできるリノベーションの事例を5件ご紹介しました。こんなに大きくリノベーションしても1,000万円以下で済むという発見もあるでしょう。また自分の理想に近いリノベーション事例もあるかも知れません。リノベーションは、元の状態や間取りデザインによっても大きくコストが変わります。事例を参考にイメージをカタチにしてみてください。
▼他の事例集はこちらにも!
費用帯別事例集!300・500・600万円台のリノベーション事例5選
費用帯別事例集!700・800・900万円台のリノベーション事例5選
費用帯別事例集!1000~1500万円でできるリノベーション事例10選
参考記事
リノベーションとは?リフォームとの違いは?リノベーションの費用も徹底解説!
事例集ダウンロードはこちら