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DIY難易度<高レベル!>の土間コンDIY。初心者向けの土間コン素材があります

DIY難易度<高レベル!>の土間コンDIY。初心者向けの土間コン素材があります

最近では中古住宅を購入して新築のようにリフォームするケースが増えており、DIYリフォームも一般的になりつつあります。ご自身の好きなようにリフォームできるDIYは、出来上がったものにも愛着が湧いてくるものです。リフォーム費用の節約もできますし、できることならDIYで作りたいと考えることも多いでしょう。

ただ、施設や設備によってはDIYでは難易度が高い場合も多いものです。DIYでは難しい工程の一つに土間コンクリートの打設があります。コンクリートは、土間や駐車スペースによく使われる材料ですが、コンクリートの扱いに慣れていない素人DIYにはハードルが高いものです。それでも土間や駐車スペースも自分の手で仕上げてみたいと思うことがあるかもしれません。

そこでこの記事では、土間コンクリートの特徴から初心者でも出来る土間コンDIYについてご紹介します。

土間コンDIYが素人には難しい理由

DIY難易度<高レベル!>の土間コンDIY。初心者向けの土間コン素材があります

土間コンクリートを打設しただけのシンプルな駐車スペースは、一見DIYでも簡単に出来そうなものですが、実はプロの業者ですら手間のかかる工程と言われています。まず、原料である「生コンクリート(生コン)」を良質のまま手に入れることから、素人にとってはハードルが高いものです。

生コンは放っておくと固まってしまうため、生コン供給業者は限られた時間内に購入者の元に届けなければならないという業界内のルールがあるようです。そのため、長年の付き合いからプロの施工業者は常に複数の生コン調達先を把握しているものですが、それは素人にはなかなか厳しいものがあります。

ただし、最近では「生コンポータル」のような生コン供給業者と需要者をマッチングさせるサイトも構築され、素人でも生コン製造業者から生コンを買い付けることができたり、運が良ければ近隣の建設現場で余った生コン(残コン)を格安で譲ってもらえる機会が増えていますから、一昔前よりは手に入れやすくなっているのかもしれません。

生コンを業者から買い付けることができなかった場合は、ご自身で生コンを配合するしかありません。しかし、重い生コンを素人がかき混ぜて均一に仕上げるのは至難の業です。コンクリートミキサーの使用は、使用後の洗浄処理に大きな手間がかかります。素人にとっては、材料の生コンを準備することからハードルが高いということになります。

生コンクリートを均一に打設するのは意外と難しい



素人にとっては材料の生コンを準備するだけでも大変ですが、土間コンはコンクリートだけで出来ているわけではありません。コンクリートは圧縮強度はあっても引張力には弱いため、ワイヤーメッシュを敷設してその弱点を補強する必要があります。特に駐車スペースに敷設する土間コンの場合、自動車が動いた際の摩擦力によりコンクリートが引っ張られるため、このような力に耐えられるコンクリート強度が必要になります。

ワイヤーメッシュ敷設後に、ようやく土間コンクリートを打設することができますが、素人にとって難しいのが打設後に表面仕上げを行うタイミングです。水和反応によって固まるコンクリートは、固まりかけた段階で再度練り直すことでより強度や緻密さが増し、表面が滑らかになりますが、このタイミングの見極めが素人目には分かりづらいものです。

さらに、素人にとって最難関と言われる工程が、表面を滑らかに仕上げる「金鏝仕上げ」と呼ばれるものです。「金鏝仕上げ」は見栄えだけでなく機能面にも大きな影響を与えます。例えば、素人がやりがちなデコボコした表面では、水たまりができやすく水はけの悪い駐車スペースになってしまいます。「金鏝仕上げ」をムラなくこなすには、熟練の技が必要と言われていますので、ここはムリせずプロに任せた方が無難です。


 

DIY用土間コンを活用する方法




土間コンの打設は素人には厳しいと言われても、土間コンDIYに挑戦したい方もいらっしゃるでしょう。最近ではそういった方のために「透水性コンクリート」という、DIYでもコンクリート打設が容易な土間コンが販売されています。

透水性コンクリートはポーラスコンクリートとも呼ばれ、その仕上がりは洗い出し施工のような見栄えになりますが、一般の土間コンクリートとの大きな違いは透水性を有することです。ホースで水を撒いても、コンクリートが水を透してしまうので、水たまりができる心配がありません。普通の土間コンクリートでは施工に苦労する水はけを考えた「勾配」を作る手間がなくなります。

また、「金鏝仕上げ」といった難しい工程がなく、技術力の差によるひび割れや色ムラも目立たないため、DIY初心者にとっても扱いやすい土間コンです。どうしても土間コンDIYにチャレンジしたい場合は、透水性コンクリートを使ってみるのがいいかもしれません。
 

まとめ

コンクリートを使ったDIYは、素人にとってはハードルの高いDIYです。生コンの調達から、打設、金鏝仕上げと素人では高難易度の工程が並んでいます。不慣れだけれど土間コンDIYをしたい!という方は、透水性コンクリートなどのDIYにも使える製品を活用して満足のいく仕上がりを目指しましょう。