家の中で、広い部分を占めるのが壁です。
古くなって汚れやシミが目立ってきたり、壁の印象を変えて、すてきなインテリアにしたい!などと思ったことはありませんか?最近では、DIY用の道具や材料が、ホームセンターやインターネット通販などで手軽にそろえられるようになりました。
ここでは、実際にDIYで壁を塗装してみたいと思ったときに、参考になるポイントをご紹介いたします。
どんな壁が塗装できるか
実際に家の壁を塗装してみようと思ったとき、どこでも塗れるのか、どんな壁でもぬれるのか疑問に思いませんか。塗装は、実はどんな壁にもできます。
ただし、元の壁に合った下地処理をしっかりすることで、耐久性や仕上がりに差が出てきます。いくつか下地材を紹介しますので、塗りたい壁がどんな素材か確認してから始めるようにしてください。
はじめて塗装するために必要な道
壁を塗装するために必要な道具は以下の通りです。いずれもホームセンターやインターネット通販で手軽に購入することができます。
塗料
好きな色が選べます。室内用のにおいが少ないものをおすすめします。
刷毛
細かい部分を塗るために必要です。
ローラー
広い面を一気に塗ることができます。
ローラートレイ
ローラーに塗料を均一にとるための道具です。
養生テープ・マスキングテープ
塗料がつかないようにビニールや新聞紙などを止め、細かい部分はマスキングで養生します。
塗料の種類
塗料にはさまざまな種類があります。いくつか人気の塗料をご紹介しますので、好みに合った色や素材をみつけてください。
水性塗料
塗料には油性と水性がありますが、室内で使用するにはにおいの少ない水性がおすすめです。色も豊富にあるので、自分の好きな色がみつかるでしょう。また「F☆☆☆☆」(フォースター)というマークのついている製品を選ぶとよいでしょう。フォースターとは、シックハウス症候群などの原因となるホルムアルデヒドの放出をおさえていることを示し、☆が4つとは最高ランクとなります。
珪藻土
珪藻土とは珪藻というプランクトンの死がいからできた土のことをいいます。調湿・消臭・耐火できるのが特徴です。壁自身が湿気を吸収したり吐き出したりして調湿してくれるほか、においのもととなる化学物質を分解する作用があります。
スケッチペイント
壁に直接文字や絵を描けるようにしてしまう塗料は、リノベーションでも人気です。例えば、塗るだけで壁がホワイトボードになる塗料を使えば、お部屋の壁が小さいお子さんのお絵描きキャンバスにもなりますね。また、黒板塗料を使ってチョークで書き込めばカフェの看板のような演出も。
マグネットペイント
こちらも塗るだけで磁石がくっつくようになる塗料です。好きなところに磁石をつけることができるので、インテリアのアイディアも広がりそうです。壁の一部だけ塗ってもおしゃれに仕上がります。
実際にお家の壁を塗装してみよう!
次は、実際に壁を塗装する手順と気をつけたいポイントをお伝えします。
養生
きれいに仕上げるためには養生がとても大切です。塗りたくない部分にも誤って塗料をつけてしまわないようにしっかり養生しましょう。慎重に作業しているつもりでも、思ってもいないところに飛び散ってしまうことがあります。特にコンセント・スイッチ周り、窓枠などはマスキングテープを使うとやりやすいです。ビニールシートと養生テープがセットになった便利な商品もあります。
塗装
二度塗りが基本です。一度目は刷毛で細かい角の部分(スイッチ部分の境目や、壁の端など)を塗ります。そして広い面をローラーで塗ります。ローラーは縦、横に動かして塗りが均一になるようにします。そしてしっかりと乾かします。乾燥が足りないと、色ムラができてしまったり、塗装が剥がれやすくなったりすることがあります。
二度目は色ムラができないように確認しながら塗りましょう。あまり厚く塗りすぎると乾燥に時間がかかるため、ひび割れの原因にもなってしまいます。
換気
室内塗装をする際は、換気をしっかりしてください。においが少ない塗料でも、換気をせず作業をしてしまうと気分が悪くなる恐れもあります。また換気をしっかりすることで、塗料の乾きもよくなり、美しい仕上がりになります。
まとめ
以上、DIYでおうちの壁を塗装する道具や方法をお伝えしました。思ったより簡単そうでしたか?おうちの雰囲気も変わって、インテリアももっと楽しめるようになるはずです!
ぜひあなたに合った色や素材で試してみてください。