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リフォーム・リノベーションで床をオシャレに。多彩な床材、種類と特徴をご紹介

色や素材、デザインや張り方などによって、お部屋の印象を大きく左右する「床」。天井や壁と同様に占める面積が広い床は、リノベーションの際には重要なポイントとなります。でも、たくさんの床材があって、どれを選んでよいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、多彩な床材の中からリフォーム・リノベーションで人気の床材をご紹介!合わせて、床リノベーションの際の注意点や、DIYでの床リノベーションについても触れていきます。床リノベーションを検討中の方、ぜひ参考にしてみてください。

 

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リフォーム・リノベーションで人気の床材

床材の特徴とデメリットを種類ごとに見ていきましょう。

フローリング 

木材系の材料がベースの床材を「フローリング」といいます。

無垢フローリング

自然の木から切り出した、一枚板の床材。

天然木の温かみとやさしい肌ざわりや、調湿性に優れたより自然に近い木材で、経年変化による風合いの変化も楽しめます。

ただ、種類のよっては傷付きやすく、湿度の変化によって膨張・伸縮・反り返りが起こる場合があるので、施工段階での注意が必要となります。

複合フローリング

合板や集成材に、無垢材などの化粧材を貼り合わせて、加工を施したもの。

湿気に強い基材に木材を貼りつけているので、湿度の変化に強く、歪みにくいのが特徴です。種類によっては、床暖房対応のものや防音・防臭効果などの機能を備えているものもあります。

ただ、木材特有の香りや弾力性は、無垢に比べて低く、接着剤を使用しているので、「自然な素材」にこだわる方にとっては、この点はデメリットになります。

古材フローリング

古材(こざい)フローリングとは、名前の通り古い木材を再利用した床材のこと。

法的な定義はないものの、外国産の安い木材が使われるようになった戦後のものではなく、一般的には、「長い時間をかけて自然乾燥させた良質な木材が使用されていた、戦前の国内産のもの」のことを指します。

経年により自然乾燥されているので強度が高く、味わい深い風合いが魅力です。サステイナブルにも繋がる床材ですが、同じものが揃いにくく、加工に手間がかかるなどのデメリットもあります。

塩化ビニールを主原料とした床材

塩化ビニール樹脂で作られた床材は、設置コストや維持コストも低めで、経済性や耐久性にも優れています。木目調や石目調などのデザイン性の高さも人気で、形状やクッション性の違いから、さまざまな種類に分かれます。

フロアタイル(塩ビタイル)と塩ビシート

「フロアタイル」は、柔らかい素材で形状はタイル状。カッターなどで簡単に切れるので、細かく張っていけるのがポイントです。同じものでもロール状のものは「塩ビシート」と呼ばれ、こちらは大きな面積でも効率的に、一気に床を張り替えることができます。

長尺シート

長尺シートは「塩ビシート」の1種で、硬くクッション性のないもの。傷がつきにくく耐久性が高いのが特徴で、店舗やホテルなどの公共の場で多く使用されますが、住宅内に使う場合は、土足で立ち入る土間やベランダ、物置スペースなどに向いています。

クッションフロア

こちらも「塩ビシート」の1種ですが、長尺シートの違いはクッション性があること。中間層に発泡性の素材を貼り付けて作られているので、表面は柔らかく長尺シートより住宅向きです。

ただ、クッション性が高い分、耐衝撃性は低めで、重いものやとがったものを落とすと凹みやすいのが難点です。

その他床材

モルタル床

セメントに水と砂を混ぜた「モルタル」を使用した床のこと。

無機質でクールな空間づくりを演出するデザイン性の高さが魅力で、表面がなめらかなのでお手入れも楽です。

しかし、防音性が低くひび割れも入りやすく、フローリングに比べて硬いため、高齢者や小さな子供のいる家庭では注意が必要です。断熱性は低くなりますが、蓄熱性はあるので、床暖房や断熱材を組み合わせて上手に断熱対策することもできます。

カーペット

ウール・ナイロン・アクリルなどの繊維素材でできた床材。

断熱効果やクッション性があり、防音性にも優れています。夏場は蒸し暑く感じられることがあるため、通年使用する際はウールやコットンなどの天然素材のものを選ぶとよいでしょう。

他の床材に比べて、髪の毛が絡まりやすく汚れも落ちにくいので、お掃除やメンテナンスには若干手間がかかります。

藁(わら)やイ草などの自然素材で作られた、日本の伝統的な床材。

断熱性や防音効果、調湿性に優れ、適度な柔らかさで心地よくリラックス効果も期待できます。

日本の気候や風土に適した床材ですが、長持ちさせるためには、こまめなお掃除や換気などのメンテナンスも必要です。最近では、デザイン性・機能性を兼ね備えた、人工素材を使用した畳も登場しています。

 

賃貸マンションリノベーションで気を付けること

床リノベーションでは、多種多様な床材の中から好きなものを選びたいですよね。しかし、賃貸・マンションの場合には事前に知っておきたい注意点もあります。

マンションによっては自由に床材を選べないことも

まず、多くのマンションが「管理規約」で、リフォームに関しても決まりを設けています。

できない工事や使用不可の床材、防音という観点から床材の遮音性能の基準が決められているなど、その内容はマンションによって異なります。

残念ながら使えない床材がある可能性もあるので、床材を選ぶ前に、しっかりと確認することが大切です。

また、工事の前に管理組合への申請や近隣住民への同意が必要な場合もあるので、こちらもしっかりと把握しておきましょう。

そもそも賃貸住宅で床リノベーションはできる?

一般的な賃貸物件では、既存の床を勝手に変えることはできません。オーナーによってはリノベーション許可を出してくれたりもしますが、基本的には退去時に元に戻す必要があります。

しかし、接着剤などの跡が残らない床材を敷くだけのプチリノベーションなど、撤去した際に既存の床が元の状態のままであれば、賃貸物件でもできる場合が多いので、一度オーナーに確認してみましょう。

DIYリフォーム・リノベーションするなら  

自分でできるかも?と気になる方も多い「DIY」での床リノベーション。まずはしっかり、「DIY」での床リノベーションに関するあれこれを知っておきましょう。

どっちがよい?「DIY」と「業者に依頼」

床リノベーションをするにはどちらがよいかは、結局のところ、依頼する人の判断によります。

「DIY」は、時間や労力がかかっても予算を抑えたい方、「業者への依頼」は、予算はかかっても短期間できれいに仕上げたい方に向いています。

ただ、床の下地が傷んでいて修繕が必要な場合などは、技術や知識が必要となるため、業者へ依頼した方が無難です。

それぞれのメリット・デメリット

「DIY」のメリット・デメリット

メリットは、

  • なんといっても費用を抑えることができる
  • 自分のペースで作業ができ、途中でイメージチェンジも可能 

デメリットとなる点は、

  • 時間と手間がかかる
  • 工具や材料を自分で調達する必要もある
  • 床材によっては、業者に比べて仕上がりの美しさや耐久性が劣る場合がある など

リノベーション作業により発生したゴミが、産業廃棄物扱いになる場合は、それを回収してくれる業者を探す必要もでてきます。

「業者に依頼」のメリット・デメリット

メリットは、

  • やはり美しい仕上がりと耐久性が期待できる
  • 工具や材料を準備する手間や時間も省け、短期間で作業が完了する

次にデメリットは、

  • DIYに比べて費用がかかる
  • 作業開始後は、大幅なプラン変更が難しい など

業者に依頼する場合は、事前にしっかりと打合せを行うことが大切です。

DIYで床リノベーションを簡単に仕上げるコツ

費用を安く抑えられるのが魅力のDIYですが、それなりの準備と労力が必要なことも事実。仕上がりにも満足したいですよね。

しっかりとした準備とやる気次第で、DIYでも本格的な張替えをすることもできますが、ここでは、簡単に仕上げることができる床リノベーションの方法をご紹介します。

それには、

  • 素人でも簡単にできる床材
  • カッター等の日常で使っている道具で施工できる床材

を選ぶとよいでしょう。失敗も少なく作業のストレス軽減に繋がります。

例えばフローリングやクッションフロアで

  • はめ込みタイプや置くだけタイプ
  • 裏面粘着剤もしくは両面テープ付き など

はめ込みもしくは置くだけタイプは、跡が残らないので賃貸住宅でもおススメです。

まとめ

いかがでしたか?床材にはそれぞれの特徴があります。自分の好みやライフスタイルをベースに、床材にどんな機能を持たせるかをしっかり考えて選ぶとよいですね。また、DIYで床リノベーションを進めるかは、予算や時間、選ぶ床材などいろんな角度から総合的に判断しましょう。

Writing:ヒミコ

 

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