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マンションでは使えない床材も?好きな床材が選べるかは確認を

マンションにおけるリフォームでは、使える床材の種類や性能の基準が決められていることが多いです。たとえ希望の床材があっても、残念ながら使えない場合もあります。なぜこのような基準が設けられているのでしょうか。
住宅の床によく使われているのはフローリングですが、床材にはそれ以外にも様々な種類があります。どのようなものがあるのか、それぞれの特徴についてもご紹介します。

 

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マンションによっては選べない床材も

マンションによっては、希望の床材が使えない可能性があります。詳しくみていきましょう。

 

管理規約で使える床材について確認を

マンションにおいては、管理規約でリフォームに関しての決まりが、設けられていることが多いです。できる工事とできない工事、さらには使える床材、禁止されている床材などを細かく決められている場合もあります。下の階や近隣の部屋への防音という観点から、床材の遮音性能の基準が決められていることも。条件を満たしていなければ、希望の床材を使えない可能性もあります。床材を選ぶ前に管理規約を確認してみましょう。自分では判断できない場合は、直接聞いてみると安心です。

 

リフォームに関する決まりもチェック

工事をする前に、管理組合への申請や、近隣住民への同意が必要な場合もあります。リフォームをする曜日や時間帯に決まりがあれば、そちらも確認しておきましょう。また、工事のときは、近隣住民に騒音や業者の出入りで迷惑をかけてしまうこともあるので、事前に挨拶しておくと安心です。

 

床材の種類

床材にはたくさん種類があり、おしゃれなものや機能性が高いものなど様々です。こちらでは、床材の種類について、それぞれの特徴をご紹介します。

 

無垢フローリング

自然なままの木材を使用しているため、木の香りや温かみを感じられるでしょう。使っていくうちに色やツヤの変化を楽しめ、味わいが深まります。無垢材には、大きく分けて広葉樹と針葉樹があります。広葉樹は、キズが付きにくく、収縮や膨張が比較的安定しているのが特徴です。一方で針葉樹は、柔らかいため足腰に負担がかかりにくいですが、キズが付きやすいという面があります。また、木の種類によって白っぽいもの、ダークな色合いのもの、木目がはっきりしているものなど、見た目も様々です。さらに、水に弱い木材もあるため、使う部屋によっては耐水性も考慮しておくと安心でしょう。
部屋の湿度を調節してくれる調湿効果も期待できるため、室内を快適にしてくれるでしょう。ただ、調湿効果で膨張や収縮を繰り返すことによって、割れや反りが生じることもあります。

 

複合フローリング

薄くした木の板を接着剤で張り合わせた、人工的な木材を使ったフローリングです。無垢フローリングに比べると、コストが安く済むことが多く、日頃の手入れもしやすいでしょう。素材の品質にバラつきがなくて安定しており、反りなども少ないです。
中には、無垢フローリングと区別がつかないような複合フローリングもあります。ただ、無垢フローリングのように、調湿効果は期待できません。

 

クッションフロア

塩化ビニールを主原料とした、柔らかい床材です。そのため足腰への負担が少なく、小さい子供や高齢者がいる家庭でも使いやすいでしょう。大理石調や木目調、タイル調など柄のバリエーションも豊富です。遮音性や耐水性もあります。汚れた場合でも、拭き取りやすいでしょう。
ただ、家具などを置くと跡が残りやすく、キズも付きやすいです。また、熱に弱いため、日当たりの良い部屋には不向きと言えます。

 

フロアタイル

塩化ビニール製の硬い床材です。キズが付きにくく、耐久性の高さも魅力でしょう。汚れたり破損したりした場合、タイル1枚だけを交換することも可能です。タイル調や木目調、石目調などバリエーションが豊富で、そのリアルなデザインは高級感を感じられるでしょう。
タイル自体に耐水性はあるものの、目地の部分には水が入らないように注意が必要です。また、冬場はヒンヤリと冷たく感じるでしょう。

 

い草の香りが、リラックス効果をもたらします。畳は遮音性能があるため、足音や物音などを軽減してくれるでしょう。さらに、空気中の湿気を吸収、放出して湿度を調節してくれる効果も期待できます。
ただ、畳にはダニやカビが発生しやすいという特徴があります。また、食べこぼしや飲みこぼしなどの、汚れが付きやすいでしょう。長年使っていくと、畳の裏返しや表替えなどの定期的なメンテナンスも必要です。
畳というと和風な雰囲気を想像することも多いですが、洋風インテリアにもなじみやすい琉球畳などもあります。カラーバリエーションも豊富で、お部屋のイメージに合わせて選べるでしょう。

 

まとめ

マンションにおいては、使える床材に決まりがあることが多いです。集合住宅では、どうしても気になる足音や物音。快適に住めるように、決められた遮音性能の基準が満たされた床材を選びましょう。床材には、フローリング、クッションフロア、フロアタイル、畳など様々な種類があります。それぞれの特徴を踏まえた上で、使いやすい床材を選びましょう。

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