住んでいる家の築年数が経過すると、リフォーム・リノベーションをどうしようか迷う方も多いのではないでしょうか。きれいにするならいっそのこと、全面的に行うのもひとつの手ですが、その分費用がかかります。今回は全面リフォーム・リノベーションをするか、部分的に範囲を絞って行うか、その必要性を見極めるポイントを解説していきます。
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そもそもリフォーム・リノベーションの必要性とは?
リフォーム・リノベーションの必要性は目的によっても変わってきます。人によっては、多少住宅の老朽化が進んでも、住めれば気にしないという方もいるかもしれません。しかし、何もせずにいて劣化があまりに酷くなってしまうと、基礎の部分から修復しなければならなくなってしまうので、リフォームでは対応できず建て直さなければいけなくなるケースもあるのです。そのため、10年・20年・30年などの節目やちょっとした不具合が出たタイミングで、定期的にメンテナンスをすることが大切と言えるでしょう。
全面リフォーム・リノベーションが必要な場合
どのような場合に全面リフォーム・リノベーションが必要になるか、確認しましょう。
間取りを変更したいとき
いまの住宅の間取りを変更したいときは、全面リフォーム・リノベーションが必要です。間仕切りや床材を撤去することで、今までの間取りとは異なるレイアウトに変更することができます。間取りを変えると、リフォームできれいになるだけでなく、家の印象も大きく変わるので、心機一転した気持ちになれるでしょう。
耐震補強や断熱材を設置したいとき
床材や壁紙といった内装だけでなく、耐震補強や断熱材を追加したい場合も全面リフォームが必要となります。築年数が経過している住宅では、耐震性や断熱性も弱いケースが多いので、これからも長く住みたいと考える場合は、全面リフォームでしっかりと補強しておくことをおすすめします。
屋根や外壁を交換するとき
屋根や外壁の劣化、損傷が酷く、交換が必要な場合も同様です。部分的なリフォームでは対応が難しいので、全面リフォームにて交換するのが一般的でしょう。屋根や外壁を新しくすることで、より住宅の強度をアップできます。
部分的なリフォーム・リノベーションを検討する場合
続いて、どのような場合に部分的なリフォーム・リノベーションを検討すれば良いか、見ていきましょう。
できるだけ費用や工期を抑えたいとき
可能な限り費用や工期を抑えたい場合は、部分的なリフォーム・リノベーションを行う方が良いでしょう。どうしても家全体をリフォームすると、費用が高額になり、工期も長くなってしまうからです。部分的なリフォームであれば、短い場合は半日、長くても2週間程度で終わることがほとんどです。そのため、日常生活への影響も比較的少なく済むでしょう。
一部分の傷みが激しいとき
例えば水回りや壁紙、床材など、一部分のみの傷みが激しく、それ以外はそれほど劣化していない場合は、部分的なリフォームのみで良いでしょう。また、全体的に多少傷みがあったとしても、大きな不具合や損傷がないと専門業者によって判断された場合には、ひとまず部分的なリフォームをしておくという手もあります。
住みながらリフォームしたいとき
全面リフォーム・リノベーションでは、工期も長く、家全体を工事するため、一度仮住まいに移る必要があります。一方で部分的なリフォームであれば、工期も短く、工事する箇所も限られるため、住みながらリフォームすることが可能です。仮住まいに移るにはその分費用もかかるので、そういった点が気になる方は部分的なリフォームを検討しましょう。
まとめ
全面的なリフォーム・リノベーションが必要か、もしくは部分的に済ませればいいかは、その住宅状況によってさまざまです。どうしたらいいか悩んだ際は、今回ご紹介したポイントを参考に、リフォーム・リノベーションの必要性を見極めてみると良いでしょう。せっかくなら、できるだけ後悔のない仕上がりになるよう、予算と照らし合わせながら計画を練ることをおすすめします。
■参考
フルリフォームとは?気になる工事内容や費用について | &ART (artreform.com)
部分リフォームを行うメリット・デメリットとは? | ハウジング重兵衛 (jube.co.jp)
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