誰でもわかるリノベ用語集504
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■岩綿(がんめん)
「岩綿」とは「がんめん」と読みます。岩綿とは玄武岩や鉄炉スラグに石灰を混合して、高温で溶解した鉱物繊維のことです。断熱材や培地などに広く用いられており、吸音性や耐火性にも優れています。日本では岩綿のことをロックウールと呼ぶ場合があります。
各辞書・辞典からの解説
「岩綿」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「岩綿」とは、「岩石を高温で融解し、空気中に吹き出させて繊維状にしたもの。断熱材・吸音材として用いる。ロックウール。」となっています。
(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「岩綿」とは、1つ目の意味が「岩石から作った人工繊維の一つ。玄武岩、安山岩、蛇紋岩などの塩基性火成岩を溶融し、綿状の繊維にしたもの。断熱材、吸音材などに用いる。ロックウール。スラグウール。珪石綿。岩石繊維。」、2つ目の意味が「石綿。 」となっています。
意味は「デジタル大辞泉」とほぼ同様です。
(3)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「岩綿」とは、以下のような文章で説明がされています。
「玄武岩,安山岩のような火成岩を溶融し,空気を吹き付けて急冷し綿状にしたもの。ロックウールともいう。一般に密度は100~400kg/m3程度となる。ガラス繊維の短繊維と似た形態をもつので,同じように断熱材,吸音材などとして使われるが,綿状の中に球状のものが混入することが多いのと,ガラス繊維よりもろいので,用途は限定される。」
(1)〜(3)を合わせてみると、リフォーム、リノベーションにおいて「岩綿」とは、「岩石からできた人工繊維」のことであるとおわかり頂けたと思います。
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