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「挽板・挽き板(ひきいた)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集586

■挽板・挽き板(ひきいた)

「挽き板」は「ひきいた」と読みます。「挽板」と表記する場合もありますが意味は同じです。
「挽き板」とは、のこぎりなどで挽いて切った板のことです。10~20mmの厚さが一般的で、他の板に比べて厚めに加工しています。

板には挽き板の他に単板、無垢材、突き板などがあります。単板とは、木を薄く剥いだ板のことです。単層の板という意味がありますが、一般的には厚みのない板のことを指しています。フローリングなどで使用する際には、単板にベニヤ板を合わせて使います。

無垢材とは、木を継ぎ足したり重ねたりしていない天然の板のことです。加工を施していないので、自然素材の持つ質感があります。一方で、気温差に弱く、夏の暑い日や冬の寒い日などでは板が収縮したり変形したりします。時間の経過とともに表面の色が変わるので、色の変化を楽しめるでしょう。

突き板とは、木材をスライスした板のことです。厚みは0.3mmほどで、向こう側が透けて見えるでしょう。単板に似ていますが、単板はロータリーレースなどで桂剥きをして作るのに対し、突き板はスライサーを使用します。

挽き板とは、スライサーの代わりにのこぎりを使います。切るときに、のこぎりによるクズが出るのでコストは高めですが、厚みのある木材の生産ができるというメリットがあります。挽き板の特徴は、収縮や変形が少ないことです。気温の変化にも耐えられるので、無垢材よりも扱いやすいでしょう。また、突き板よりも厚めに作られているので、表面に傷が付いたときでも合板には傷が付かないというメリットもあります。

参考:突板・挽板・無垢材それぞれの違いとは?どれがおすすめ?特性から選び方まで徹底解説

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