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「ディメンションランバー」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

■ディメンションランバー

「ディメンションランバー」とは、2×4をはじめとする構造用製材のことです。地域によってはツーバイ材やランバー材と呼ばれることもあります。ディメンションランバーにはさまざまな種類がありますが、日本で流通しているのはSPFと呼ばれるタイプです。SPFとは北米産の針葉樹から切り出された木材のことで、酢プルーフ(トウヒ)、ファイン(松)、ファー(もみの木)のそれぞれの頭文字を並べてSPFと呼ばれています。成長が早いというメリットがありますが、耐久性が低いというデメリットがあります。

SPFから作られるディメンションランバーは水分が少なく、含水率は19%以下と安定しています。寸法の狂いが少なく、強度のばらつきが少ないというメリットとがあります。また、ディメンションランバーは重量比強度に優れているという特徴があります。垂木などに使用すれば、通常よりも母屋を広げることも可能です。一般的にディメンションランバーは2×4の建築資材として使われています。2×4とは木造枠組壁構法のことで、19世紀に北米で誕生した工法のひとつです。フレーム状で組まれた木材を壁や床で支えており、耐震性、耐火性、断熱性、気密性、防音性に優れています。

また、建築によっては強度を保ちつつ資材を減らすこともできるので、工事の短縮を期待できます。また、最近ではディメンションランバーを使ってDIYや家具制作をする人も増えており、ホームセンターなどでも簡単に手に入れられます。

(参考:Woods Solutions「ディメンションランバーによる垂木」)