誰でもわかるリノベ用語集600
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■埋戻し・埋め戻し(うめもどし)
「埋戻し」は、「うめもどし」と読みます。「埋め戻し」と表記する場合もありますが、「埋戻し」と同じ意味です。「埋戻し」とは、工事で発生した余分な土を埋めることです。埋戻しをしたときの土は、「盛り土」といいます。
埋め戻す際の基準は、元の地盤です。埋戻しをする際は、本来の地盤に戻すのがベストでしょう。しかし、元の地盤への元通りの復元は難しいので、最適な方法を用いて埋め戻すのが理想です。
既存の埋戻しでは、発注者や施工業者などが自由に埋め戻しの材料を決定するのが現状です。しかし、埋戻しが不十分な場合、地盤の不良化や陥没などの問題を引き起こすので注意が必要です。
埋め戻しに使う材料は、以下の4種類です。
・山砂
・根切り土
・他現場の建設発生土中の土
・再生コンクリート砂
上記のうち、最も利用されているのが山砂です。山砂は、安価で購入できるのが特徴です。セメントとは異なり、自然の物を利用しています。しかし、砂では転圧や締固めは難しいでしょう。山砂の埋め戻し方によっては、周辺の地盤沈下を引き起こすこともあります。そのため、最近では他現場の建設発生中の土や、賽銭コンクリート砂の利用を勧められています。
埋戻しに似た言葉として、盛土が挙げられます。盛土とは、地面の上に土を盛ることです。人や車が通れる平坦な道を作るときや、斜面を作るときに盛土をします。盛土は、土を盛るのがメインの作業ですが、埋戻しの場合は一度穴を掘ってから土を盛ります。透水性の悪い土や粘土質の土の場合にはローラーを用います。
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