Column

「リーシング」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集625

■リーシング

「リーシング」は、「りーしんぐ」と読みます。「リーシング」とは、商業用不動産の賃貸をサポートする業務のことです。正式名称はフロントリーシングで、ショッピングセンターやショッピングモールなどの商業施設における賃貸の支援を行います。

商業施設に多くのお客を呼ぶには、店舗の誘致が欠かせません。リーシングを担当する会社は、テナントの構成や賃貸条件の設定などを行い、魅力的な商業施設を構築します。

建物の竣工前からリーシングを担当する場合は、立地動向の調査をはじめとした、マーケティングも行わなければなりません。施設に訪れる人の年齢層や性別、店舗の業種や規模など、どのような店舗をそろえれば安定した収益が得られるのかを調査します。

リーシングに似た言葉として、プロパティマネジメントがあります。プロパティマネジメントとは、不動産仲介に重点を置いた業務のことです。具体的な業務として、入出金を含むテナント管理、建物内にあるさまざまな設備のメンテナンスなどがあります。施設の資産価値の向上を目的としており、安定した集客を目的としたリーシングとは異なります。

ただし、企業の中には、リーシングとプロパティマネジメントを一緒にしているところもあり、両者を厳密に分けることは難しいでしょう。一般的に、リーシングは仲介の役割、プロパティマネジメントは運営の役割を持っています。

国内では、さまざまな場所に商業施設が建設されていますが、多くの施設では似たような店舗をそろえる傾向にあり、リーシングの役割が期待されています。

参考:リーシングとは

リノベに使える補助金・減税制度
リノベ相談できる会社を探す