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「シーリングハイ(しーりんぐはい)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集654

■シーリングハイ(しーりんぐはい)

「シーリングハイ」とは床面から天井までの高さのことです。英語ではシーリングハイのことを「Ceiling height」と表記するため、「CH」という言葉で表すこともあります。

シーリングハイは不動産広告の間取り図面などで表示していることが多く、同じ部屋でも高さが異なる場合には高さの平均をシーリングハイとして表記しています。建築基準法で定めている床から天井までの高さは2.1m以上です。天井が高ければ部屋が広く見えるため、最近ではシーリングハイを意識した住宅も増えているのです。

一方で天井の高い建物にはデメリットもあります。温められた空気は天井付近にとどまる傾向にあるため、冬場に暖房を使用しても部屋が暖まりにくいという問題があるでしょう。また、空間が広がるために、家族や友人の話し声が聞き取りづらいといったデメリットもあります。シーリングハイを検討する際には、適切な高さを慎重に決めるのがよいでしょう。

不動産広告では「CH」の他にも「GL」、「FH」、「FL」「などの表記があります。「GL」とは英語の「Ground Level」のことを指しており、日本語では地盤面とも言われています。地盤面を高くすると雨水の処理がしやすいというメリットがあります。ただし、地盤面が高すぎると勾配が急になってしまうので注意が必要です。

「FH」とは英語の「Formation Height」のことで、日本語では計画の高さと訳されています。「FL」とは英語の「Floor Level」のことで、日本語では床面の高さという表現を用いています。

(参考:三井住友トラスト不動産「シーリングハイ」)