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「混和剤(こんわざい)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集659

■混和剤(こんわざい)

「混和剤」は、「こんわざい」と読みます。「混和剤」とは、コンクリートを作るときに使用する材料のことです。コンクリートを作るときには、水、セメント、砂、砂利などを使用しますが、一般的には、強度を高めるために混和剤も使用します。

混和剤に似た言葉として、「混和材」や「混和材料」などがあります。混和材もコンクリートを作る際に使用する材料のことですが、使用量の多い材料の場合に用いる言葉です。使用量が少ない場合には、混和剤と言う言葉を用います。

混和材料とは、コンクリートを作るときに使用する材料の総称のことです。混和剤も混和材は、混和材料であると言えるでしょう。

混和剤を使用する目的は、コンクリートの性質の改善です。コンクリートを作るときには、水やセメントを用いますが、水が多すぎると強度が弱まりますし、セメントが多すぎると混ぜにくくなってしまうでしょう。混和剤を使用すれば、少ない水の量でも簡単に混ぜ合わせることが可能です。

混和剤には、AE剤、減水剤、AE減水剤、高性能AE減水剤などがあります。AE剤には、空気を送り込んで練り合わせやすくする働きがあります。また、減水剤には、コンクリートの流動性を高める効果を期待できます。最近では、AE剤と減水剤を合わせた化学混和剤も登場しており、効率よく高品質のコンクリートを作れます。コンクリートの使用場所に合わせて、混和剤を選ぶのがよいでしょう。

一方で、コンクリートを作るときに使う混和材として、フライアッシュやシリカヒュームなどがあります。

参考:混和材と混和剤の違い

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