誰でもわかるリノベ用語集661

■ワイヤーメッシュ（わいやーめっしゅ）

「ワイヤーメッシュ」とは、網のように縦横に配列した鉄筋のことです。ビルの床や階段などの配筋、道路の舗装、用水路やダム工事での配筋など、さまざまな用途で使われています。ワイヤーメッシュはコンクリートの補強やひび割れの防止などの目的で使われます。

ワイヤーメッシュにはさまざまな種類があり、最近では亜鉛メッキ塗装が施されたタイプやポリエステルコーティングがされたタイプもあります。

ワイヤーメッシュを用いるメリットは3つです。

1つ目は強度の補強です。コンクリートには圧縮する力には強いというメリットがありますが、引っ張る力には弱いというデメリットがあります。また、変形させる力が加わったときには引っ張られた部分が割れてしまうという恐れもあるでしょう。ワイヤーメッシュを使用すれば、引っ張る力に対して強い抵抗を発揮できますしひび割れなどの問題も解消できます。

2つ目は重量の軽減です。鉄筋を重ねて使用すると厚みが増してしまい、総重量も重たくなるでしょう。費用もかかってしまうので、コストパフォーマンスも悪くなってしまいます。ワイヤーメッシュを使用すれば鉄筋量を減らしながら、建物の強度を維持できます。床や壁の軽量化が図れるため、建物の維持費を軽減できます。

3つ目は工期の短縮です。ワイヤーメッシュは材質や寸法が正確なので、コンクリートの打設をする際でもミスが起こりにくいでしょう。手間がかからないので、少人数での作業にも向いています。ワイヤーメッシュを用いれば、人件費の削減、工期の短縮、現場でのスムーズな作業を期待できるでしょう。

（参考：at home「ワイヤーメッシュとは」）