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「本実目透し加工(ほんざねめすかしかこう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

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■本実目透かし加工(ほんさねめすかしかこう)

「本実目透かし加工」は「ほんざねめすしかこう」と読みます。誤った読み方として「ほんじつめすかしかこう」と言われることがありますが、正しくありません。

「本実目透かし加工」とは羽目板などの木材加工法のひとつです。羽目板には「実」と呼ばれるものが付いている場合があります。実とは板の接合部分に取り付けた凹凸のことで、一般的に突起のある部分のことを雄実、くぼみのある部分ことを雌実と呼びます。雄実や雌実が付いていると、板を接合するときに組み合わせやすくなるのです。

通常の実加工では、板と板の間に雄実と雌実を組み合わせて、隙間のない状態を作ります。一方で、本実目透かし加工では板と板との間にくぼみができるように雄実と雌実を調整します。雌実の一部分を短くする、または雄実を長くすると、板と板との間に隙間ができるのです。

「本実目透かし加工」の魅力は美しい仕上がりです。実を使用しない場合、板の組合わせが悪いと隙間ができてしまうでしょう。一方で、実加工を施せば、隙間をなくしたり、デザインとして隙間を作れるので便利です。また、本実目透かし加工を加えることで、おしゃれに仕上がるでしょう。

本実目透かし加工では、通常よりも雄実部分が広くなっています。また、クギを使用する際にも隠せるというメリットがあります。一方で、本実目透かし加工にはホコリがたまりやすというデメリットがあります。フローリングで使用する場合には、溝部分のこまめな掃除が必要です。

(参考:材木屋「本実加工の目透かし加工とは、どんな加工?」)

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