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「帰還困難区域(きかんこんなんくいき)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集680

■帰還困難区域(きかんこんなんくいき)

「帰還困難区域」とは「きかんこんなんくいき」と読みます。「帰還困難区域」とは、原子力発電所の事故の発生によって避難指示が出た区域のうち、被災後に5年が経過したものの年間積算線量が20ミリシーベルトを下回らない区域のことです。原子力災害対策特別法に基づき、帰還困難区域は原子力災害対策本部長の指示によって指示されます。

各辞書・辞典からの解説

「帰還困難区域」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「帰還困難区域」とは、「福島第一原発事故による避難指示区域の一。事故を起こした原子炉が冷温停止状態に達した後、それまでの警戒区域・避難指示区域(計画的避難区域)を見直して新たに設定されたもので、放射線の年間積算線量が50ミリシーベルトを超えており、5年を経過しても20ミリシーベルトを下回らないおそれのある地域。」となっています。

リフォーム、リノベーションにおいて「帰還困難区域」とは、「5年を経過しても、放射線の年間積算量が20ミリシーベルトを下回らない地域」のことであるとおわかり頂けたと思います。