誰でもわかるリノベ用語集694
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■置床(おきゆか)
「置床」は、「おきゆか」と読みます。「置床」とは、マンションや団地などのコンクリート構造の建物で、一般的に採用されている床工法のことです。床スラブと呼ばれる鉄筋コンクリート製の床の上に、木材でできた化粧板を使って床を貼ります。
置床工法を用いてマンションを建設する場合、等間隔に設置した支持脚の上に、床の下地となるパネルを敷いてからフローリングを施工します。
置床の特徴は、床下に隙間があることです。隙間があることで、夏場は熱気を取り込まず、冬場は温められた部屋の空気を外に逃さないという断熱の効果を期待できるでしょう。さらに、隙間は音を遮断する効果もあるため、車や歩行者の話し声などの騒音をシャットアウトできます。
別のメリットとして、置床は将来のリフォームやリノベーションにも役立ちます。キッチンや浴室などの水回りの設備をリフォームする際には、床下の空間に配管を通せます。キッチンのレイアウトを変更したい方や、洗面室の位置を変更したい方におすすめです。
一方で、置床にはデメリットもあります。デメリットのひとつは、コストです。マンションの床下の施工には、置床の他にも直床がありますが、置床の方がコストは高くなる傾向にあります。予算が限られている場合には、置床の施工をしたマンションにするのかを検討する必要があります。
別のデメリットは、天井の位置です。置床をすると床の位置が高くなるため、天井が低く感じるでしょう。部屋を広く使いたい方は慎重な検討が必要です。
参考:マンションの床の「置き床工法」について教えてください。
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