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「ラバータイル(らばーたいる)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集723

■ラバータイル(らばーたいる)

「ラバータイル」とは、ゴム製のタイルのことです。病院、百貨店やスーパーマーケットなどの商業施設、一般のオフィスの床材として使われています。

ラバータイルの特徴は天然ゴムや合成ゴムを主原料としていることです。クロロプレンやブタジエンという分子が連結しており、クッション性があり水にも強いという特徴を持っています。

ラバータイルのメリットはケガをしにくいことです。ゴム素材は衝撃吸収率が高く、踏み出し時や着地時の衝撃を和らげる効果があります。転倒による打撲や骨折などのケガを回避できるため、子どもや年配の方でも安心して歩行ができるでしょう。

ラバータイルのもうひとつのメリットは防音性の高さです。ゴムには音を吸収する効果があるため、大きな荷物が落下したときでも音が響くことはありません。激しい動きをするスポーツジムや、振動する機械を使用する工場にもおすすめです。

一方でラバータイルには、メンテナンスが難しいというデメリットがあります。アルカリ、酸、油などに弱く、アルカリ性の剥離剤を使用すると表面が変色することがあるでしょう。清掃の際には中性洗剤を使用し、溶剤入りの洗剤やワックスの厚塗りを避けなければなりません。

ラバータイルには通常のタイルの他に、階段専用のラバータイル、置き敷きのデッキ専用タイル、目の不自由な方のための歩行者誘導タイルなどの機能性を持ったタイルあります。駅や空港などの人が集まりやすい場所に適した硬質ラバータイルもあり、目的や用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

(参考:SUUMO住宅用語大辞典「ラバータイルの意味・解説」)