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「木造軸組工法(もくぞうじくぐみこうほう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集744

■木造軸組工法(もくぞうじくぐみこうほう)

「木造軸組工法」とは「もくぞうじくぐみこうほう」と読みます。
「木造軸組工法」とは木造住宅の工法のひとつです。住宅の建築についてはさまざまな工法が用いられていますが、国内では大きく分けて「木造軸組工法」と「2×4」の2種類の工法が多く採用されています。

木造軸組工法は日本古来から採用されている工法で、在来工法と呼ばれています。柱を立ててから梁を水平にわたして、筋交いと呼ばれる木材を使って補強します。木造軸組工法では柱、梁、筋交いを支点にして建物を支えているのです。

木造軸組工法と他の工法を比較した場合、木造軸組工法には3つのメリットがあります。

1つ目のメリットは建設費用です。鉄鋼やコンクリートは使用せずに木材のみで建物を建築します。同じサイズの建物で比較すると木造軸組工法の方が安価に建築できるのです。

2つ目のメリットは自由度の高さです。2×4の建築工法は建築に使用する部材が規格化されており、間取りの自由度は低いというデメリットがあります。一方で、木造軸組工法は木材のサイズに合わせた間取りの設計が可能です。「収納スペースを増やしたい」、「子ども部屋を広く取りたい」などの要望にも対応できます。

3つ目のメリットはリフォームのしやすさです。間取りを自由に設計できるため、リフォームの際にも目的や用途に合わせて自由に間取りを変更できます。「家族が増えたので部屋を増やしたい」、「二世帯住宅に対応できる間取りにしたい」といった要望にも対応できるのです。

(参考:棟匠「木造軸組工法って何?家の構造を知ろう」)