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「ツーウェイ(つーうぇい)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集747

■ツーウェイ(つーうぇい)

「ツーウェイ」とは出入りが可能な場所が2カ所ある部屋のことです。英語の「2Way」には2方向通行という意味を持っていますが、不動産などでツーウェイと表記されている場合には他の部屋や廊下に移動できる部分が2カ所あることを指しています。

ツーウェイを採用している主な部屋としてキッチンがあります。ツーウェイキッチンのメリットは大きく分けて3つです。

1つ目のメリットは家事の作業効率です。家事の作業効率を確かめる指標として動線があります。動線とは人が移動する流れを線にしたもので、スムーズな動線が描かれている部屋は作業効率が高いと言えます。ツーウェイキッチンは洗濯物を干す作業やゴミ捨てなどを行う際の動線が短いため、効率よく家事をこなせるでしょう。

2つ目のメリットは家の中を見回しやすいことです。他の部屋とつながっているため、家族の様子や動きが分かりやすいのです。小さな子どもがいる場合やサポートを必要とする高齢者と一緒に暮らしている場合、安心して家事をこなせます。

3つ目のメリットは換気のしやすさです。通常のキッチンの場合、風の通り道が少ないので調理したときの煙や湯気が部屋に残ってしまうケースがあります。ツーウェイキッチンなら風の通り道ができるため、部屋の空気の換気がしやすいでしょう。キッチンにこもりやすい食べ物の臭いや湿気を緩和できます。

一方で、ツーウェイは他の部屋から見えやすい構造になっています。友人や親族を部屋に招待する際にも、部屋の様子が見えてしまうでしょう。ツーウェイキッチンを採用する際には、常にキッチンを清潔さや整理整頓が気になるというデメリットがあります。

(参考:NOMU.COM「ツーウェイキッチン」)