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「RC造(あーるしーぞう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集805

■RC 造(あーるしーぞう)

「RC 造」は「鉄筋コンクリート(Reinforced Concrete)造」の略で、建物構造の種類の1つです。鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固め、柱や床、天井などになる建物の構造躯体を作ります。コンクリートは硬さのある素材ですが引っ張る力にはあまり強くないので、鉄筋を入れて弱点を補強しています。主に中層建築で採用されてきました。

耐震性や耐火性、遮音性に優れており、安全性が高いことが特徴ですが、その分コストも高くなるというデメリットもあります。

建物構造には「RC造」の他に「W造(木造)」「S造(鉄骨造)」「SRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)」などがありますので、中古物件を探すときなどにはチェックポイントの一つになるでしょう。

各辞書・辞典からの解説

「RC造 」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

(1)「リフォーム用語集」より

「リフォーム用語集」において「RC造」とは以下のように説明されています。

「鉄筋コンクリート造。圧縮力には強いがもろいコンクリートを、引張力に強い鉄筋で補強した構造。」

(2)「不動産用語辞典」より

「不動産用語辞典」において「RC造」とは「鉄筋とコンクリートを使い、張力と圧力に強いのが特徴」と説明されています。また、高強度コンクリートが開発されたことで、超高層建築物の建設の際にもRC造が用いられるようになりました。

以上より「RC 造」とは「コンクリートに鉄筋を加えて強度を増した建物の構造」であることが分かります。