誰でもわかるリノベ用語集808
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■インナーバルコニー
「インナーバルコニー」とは、2階以上の階に設置されるもので、建物側に入り込んでいる屋根付きのバルコニーのことを指します。
一般的なベランダで間取りの外側に張り出す部分の幅は通常90cm程ですが、それに比べるとインナーバルコニーは屋内の間取りに入り込んでいるので、奥行きが取りやすくなっています。バルコニーでありながら屋根や壁が付いて囲われているため、室内と屋外のどちらの要素も持ち合わせた半屋外(半屋内)のようなスペースになり、おしゃれで開放的な空間を演出できるとして人気があります。
インナーバルコニーは、屋根などがあるので洗濯物を干す場所にすると急な雨にも濡れにくい、2階以上に設置されることから1階よりも人目を避けやすい、といった特徴があります。住宅密集地などで開放的な庭が取れない敷地でも、プライバシーを守りながらリラックスして過ごせる庭のような空間を作ることができると言えます。
また、風通しも良いためガーデニングを楽しんだり、気分を変えてバルコニーでお茶をするなどといったセカンドリビングとしても使用することもできるでしょう。リビングと隣り合う位置であれば、屋外へ続く開放感ある大きなスペースとなるなど、様々な演出、使い方が考えられます。
一方で、固定資産税がかかってしまったり、室内として使える面積が減ってしまったり、設計によっては室内の日当たりが悪くなってしまったりするなどの注意点もあります。インナーバルコニーを間取りに取り入れるなら、デメリットも理解したうえで専門家に相談してプランを提案してもらいましょう。
(参考:ライフルホームズ「インナーバルコニーがある間取りのメリットとデメリット」)
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