誰でもわかるリノベ用語集865
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■Q値(きゅーち)
「Q値」とは、熱損失係数のことです。住宅の断熱性能を確かめるときに用いる数値で、Q値をチェックすれば建物の省エネ性能が分かります。Q値の計算方法は、(屋根や床・壁などからの熱損失量の合計+換気による熱損失量の合計)÷延べ床面積です。この方法で計算し、室内外の温度差が1℃のときの床面積1m2あたりに逃げ出す熱量が分かります。
Q値を調べるには屋根・床・天井・壁などの断熱性能を確かめなければなりません。また、天井・窓・床を通して逃げる熱量を割り出すには熱環流率を使用します。熱環流率×天井や床などの各部の面積で計算すると各部の熱損失量が分かります。
Q値は住宅の省エネ基準を把握するための基本情報の一つであり、平成11年省エネ基準ではQ値は評価として使用されていました。しかし、平成25年省エネ基準ではQ値の代わりにUA値を使用します。
UA値とは外皮平均熱貫流率のことで、住宅の内部から逃げる熱量を外皮全体で計算する数値のことです。外皮とは住宅の外壁や窓のことです。Q値の計算式では床面積のみを用いていますが、UAは床に加えて窓や外壁などの熱が逃げやすい場所も計算式で用いています。
Q値やUA値は数値が小さいほど、断熱性がよいとされています。しかし、小規模な住宅や複雑な形状をした住宅ではQ値を用いると数値が不利になるという問題がありました。現在では住宅の大きさや形状の影響を受けにくいUA値を採用しています。
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