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「樹脂サッシ(じゅしさっし)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集867

■樹脂サッシ(じゅしさっし)

樹脂サッシとは塩化ビニール樹脂を使用した窓のことです。樹脂窓と呼ぶこともあります。塩化ビニールを樹脂など、プラスチック系の樹脂を使用する建具のことを樹脂製建具と言います。樹脂サッシも樹脂製建具のひとつに含まれます。

元々はドイツで開発されたもので、断熱性や気密性に優れているという特徴があります。北欧や北米などの寒さが厳しい地域で広く使用されていますが、近年では韓国や中国でも使用されています。国内では北日本を中心に使用されており、北海道の普及率は約90%に及ぶともいわれています。

樹脂サッシを使うメリットは室内の温度を安定させられることです。断熱性に優れているため、暑さの厳しい夏や寒さの厳しい冬でも室内を安定した温度に保てるでしょう。

樹脂サッシのもうひとつのメリットは結露が生じにくいことです。熱の伝わりが少ないため、屋外の気温が下がっても室内側のサッシと室内の温度差を小さく抑えられます。その結果、結露が生じにくく、結露を原因とするカビやダニなどの発生を防ぐことにつながります。

一方で、樹脂サッシには紫外線に弱いというデメリットがあります。樹脂製の製品は、日光に照らされ続けると色や素材の性質が変化することがあります。樹脂サッシについても状況によっては、紫外線による劣化が生じてしまう可能性がないとは言えません。紫外線の影響をいけやすい南側に樹脂サッシを設置する場合には、合わせて紫外線の対策をしておくとよいでしょう。

・参考:樹脂サッシとは?特徴や気になるメリット・デメリット

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