こんにちは。オシャレなリノベアイテムをこよなく愛する、編集部の福士です。

今回は、プロも使用する建材サイト「HAGS」から、セラミックタイル「AGATA」をピックアップ。

今や、建材などのリノベアイテムも、個人でも買える時代になりました。でもまだまだ、どんなものをどこで見つけられるの？と疑問があるのも事実。そこで、日々気になっているアイテムを体験とともにご紹介していきたいと思います。

今日は、ボウクス株式会社の杉崎さんに、このタイルとの馴れ初めから世界のトレンドまで、お話を伺いました。

世界のトレンドは大判化？！日本の独自路線にマッチしたのは？！

世界最大規模のタイルと水回りの展示会「チェルサイエ」。そこでの世界のタイルトレンドは大判化しつつあるといいます。日本でもその流れはあるものの、まだまだ小さいタイルへの需要は安定的にあるそうです。

日本のこれまでのタイルというのは、複数枚の集合体であるため一枚一枚に個性を求めない風潮でした。そこに逆行するように「一枚一枚を楽しむタイル」を提案したくて取り扱いが始まったのがこのイタリアのメーカから仕入れた「AGATA」だそう。

一枚でも画になる。並べる楽しさが止まらないタイル

なぜこのタイルを取り扱おうと思ったのですか？

「一枚でも画になる、雑貨のように楽しめる、並べる楽しさがある。そんな理由からです。例えばタイル一枚を、ピアスなどのアクセサリー置きにしたり、玄関前に置いて鍵を置いたり、コースターにしたり。一般的な単色のタイルにはない遊びゴコロが、柄のあるタイルにはあると思うのです。耐水性の面からも使用用途が広いので、手にとった方によって自由に使い方を想像することができる点も魅力だと思います。」

柄の種類が豊富ですね。自由に並べるとごっちゃりしませんか？

「そうですね。柄の種類は豊富なのですが、実は色のトーンが揃っているので、どれを並べてもしっくりおさまるのがこのタイルが楽しみやすいポイントだと思います。お客様でも並べ始めるとあれもこれもと、どの配置でも良く見えるので逆に困られることも多いですね（笑）」

オシャレタイルを私も並べてみたい！

チャレンジさせていただけますか？

杉崎さん「ぜひぜひ」
福士　　「む・・・難しいですね」
杉崎さん「素敵ですよ。無地を少し入れるとまとまりやすくなりますね。」
福士　　「なるほど、柄には同じ色の無地を入れるんですね。おお、なんだかまとまってきました。」
杉崎さん「はい。これは、お好みによるところが大きいのですが、柄を連続で構成される方もいらっしゃいます。」
福士　　「そうなんですね。事例など見せていただくことはできますか？」
杉崎さん「もちろんです」

自分だけの空間を、自分でデザインできる楽しみ

めちゃめちゃ可愛いですね！ときめきます！

「ありがとうございます。タイルは、他の部材と違って自分の手で並べたり選んだりできる点も魅力だと思うのです。例えばお家を造るときにも、配置によってオンリーワンのデザインができるわけです。この事例は洗面所ですが、ご要望としてはキッチンカウンターが多いですね。ご自身でDIYされるという方もよくいらっしゃいます。」

DIYとしてはどういうものがありますか？​

「例えば、サイドテーブルなどは、並べるだけでも画になるのでチャレンジしやすいと思います。他にはAGATAではありませんが、オリジナルトレーを作った事例もありますよ。

更にお手軽なのは、雑貨のように"置くだけ"というのもオススメです。」

福士「それなら私にもできそうです！手持ちの小物が…ピアスとメガネいかがでしょうか？」
杉崎さん「そうしたら、したに一枚同じ色の150mm角を置くのはいかがですか？」
福士「おおお！素晴らしく可愛いです！」

福士「あれ？もしかして、タイルがデコボコしていますか？」
杉崎さん「そうなんです。お気づきですね。AGATAは柄だけでなく表面にもほんの少しの凹凸があります。これが表情を豊かにしてくれるんですよ。」
福士「タイル表面までとは！いい仕事しますね。」

「デザインとがりすぎじゃない？」大先輩から心配の声も

取り扱いまでに大変だったことはありますか？

「大変というか、実は社内の昔からいる大先輩方からは『とがりすぎじゃないか？』という声もありました。それまで、タイルというと単色のものが主流でしたので。でも数年前にインスタなどのSNSが流行り初めて、エンドユーザーの生の声を拾うことができるようになり、今まで拾い切れていなかったニーズにたどり着くことができたのが大きかったと思います。そこで、オリジナリティを求める層がいることがわかり、こういった一枚一枚に個性があるタイルの取り扱いが叶いました」

まとめ

タイルを手にとってみると、どこか完璧ではない温もりがあります。一枚一枚の寸法も必ずしも全てが一緒ではありません。その不完全さが、タイルの魅力だったり癒やしなのかもしれません。

一枚から楽しめるタイル選び、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか？

「AGATA」のラインナップはコチラ→HAGS