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テレワーク時代だからこそ考えよう!仕事がはかどる書斎のレイアウト

テレワーク時代だからこそ考えよう!仕事がはかどる書斎のレイアウト

書斎は読書や勉強だけでなく、お仕事の成果にも影響する大切な空間です。特に最近では働き方改革の一環としてリモートワークが推奨されるようになりました。新型コロナウイルス等の影響により、その動きはさらに加速化するものと考えられています。このような時こそ、家でお仕事をするための書斎は、機能性やデザイン性に優れたレイアウトにしたいものです。

ただ、一口に書斎のレイアウトと言っても、間取りから書斎机のデザイン、インテリアなどと検討する必要があります。また、家全体から見た書斎の配置場所も重要ですね。そこでこの記事では、書斎のインテリアについて実例を取り上げながら解説します。
 

書斎レイアウトにこだわるべき理由とは?

テレワーク時代だからこそ考えよう!仕事がはかどる書斎のレイアウト

書斎でお仕事するにしても勉強するにしても、レイアウトは大切な要素のひとつでしょう。書斎のレイアウトが悪ければ、作業効率が悪くなるどころか、やがてその空間は使われなくなってしまうことも。書斎が単なる物置きと化してしまうと、せっかく作った書斎空間がもったいないですね。

また、書斎では集中して作業することが多いので、家における配置場所も大切な検討項目とされます。書斎の隣に騒がしいお部屋を置いてしまうと、作業に集中できないかもしれません。場合によっては防音壁を設置しなければならなくなり、その分の費用が高くなってしまうことも考えられます。もっとも、少し騒がしいぐらいが集中できる方であれば問題ないのですが、いずれにしても機能性の観点から書斎の配置場所は検討する必要があるでしょう。

さらに、照明などのインテリアも大切と言われます。天井には最近人気のあるダクトレール照明を取り付けることで、フレキシブルな照明も実現できます。明るすぎる場合はスポットライトを移動させたり、暗すぎれば新たなライトを取り付けたり出来るので、ダクトレール照明は便利な器具です。もちろん、明るさによっては卓上照明も検討しましょう。また、作業の合間にリラックス出来るようにソファなどを設置することも考えられますね。いずれにしても長く気持ちよく使えるような書斎レイアウトにすることが大切と覚えておきたいものです。
 

あえて扉を設けない!開放感ある書斎レイアウト

テレワーク時代だからこそ考えよう!仕事がはかどる書斎のレイアウト

作業に集中するためにドアを設けて個室型の書斎にするパターンが多い中、あえて書斎に扉を設けないレイアウトも最近人気のようです。空港の待合室などに設けられた戸締りのないちょっとした書斎を大きくした感じの空間ですね。写真の例では、曲がり壁内に書斎スペースを設けることで、スタイリッシュな書斎に仕上がっています。

ビフォー&アフターの図でわかる通り、リフォーム前の書斎の位置には和室と押し入れ、トイレが配置されていました。リフォーム後ではドアなしの書斎にすることで、LDKと一体化した広い空間に出来上がっていますね。書斎でお仕事しながら、キッチンでの料理音が聞こえてくるのが想像できます。「少し騒がしい方が集中できる」方には参考になる書斎の間取りでしょう。

このレイアウトでは、書斎を広く取るために本棚をあえて書斎には置かず土間に置いています。あえて土間に置くことで、書斎が散らかることなく終始落ち着いた空間に保つことが出来そうです。また、外部と接する土間は通気性が良いため、本を湿気などから守ることができます。まさに一石二鳥の書斎レイアウトです。

天井にはダクトレールにスポットライトを取り付けています。明かりが足りない場合はスポットライトの方向や数を調整できるので機能的でしょう。
 

テレワーク時代だからこそ考えよう!仕事がはかどる書斎のレイアウト


 

カーテンでスタイリッシュな書斎レイアウトに。

テレワーク時代だからこそ考えよう!仕事がはかどる書斎のレイアウト

最近の書斎レイアウトでは、書斎という空間をあえて作らずに、リビングやキッチンなどとともに開放的な空間と連動させて書斎を作るパターンが多いようです。

写真の例では、壁のような重たいものを設けず、軽くスタイリッシュなカーテンで仕切ることにより、一瞬にして集中できる書斎環境を構築しています。一通り作業に集中した後には、カーテンを開いてお部屋全体を開放的にもできます。これであれば、少しリラックスしたい時には、すぐにリビングに移動できるので動線も無駄がないでしょう。

お部屋全体がモノトーン調であることも、集中して作業できる書斎レイアウトならではといったところです。書斎がシンプルであれば、モノも散らからずに目の前のお仕事に集中できますね。カーテンを取り付けることで、リビングに設置しているテレビなどが目に入らず、誘惑に負けることもないのでは?何よりもモノトーン調のカーテンがお部屋全体にマッチしていて、より集中力を高めてくれるでしょう。

このようにあえてモノトーン調にする書斎レイアウトを検討してみるのもいいかもしれません。

まとめ

書斎レイアウトは、書斎での仕事や勉強の作業効率を高めるためにも大切なものとおわかりいただけたかと思います。

最近ではリビングやキッチンと一体化した書斎が人気のようです。より長く使える書斎にするためにも、書斎リフォームの際にはそのレイアウトをよく検討すべきでしょう。