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実にアメリカン!ポーチで半屋外の魅力を満喫

実にアメリカン!ポーチで半屋外の魅力を満喫

ポーチのある家、あこがれますよね。イメージするのはアメリカ映画のワンシーン、ポーチでイスに座ってくつろいだり、ゆったりと海を眺めたり。何とも絵になりますし、居心地がよさそうなのです。

こんなポーチを手に入れるならリノベーションがチャンス!ですが、その前にメリットとデメリットを知っておきましょう。そしてポーチの実現が難しかったとしても、ポーチのように楽しめるリノベーションのアイデアをお伝えします。

玄関に普通にあるポーチ

ポーチがほしい、という話をすると「ポーチ?今の家でもあるじゃない」と返されてしまうかもしれません。建築用語でポーチとは、建物の玄関にある屋根の付いた部分のこと。多くの一軒家にすでに付いていますし、最近ではポーチ付きのマンションも増えてきました。

ポーチのメリットとデメリット
家を訪ねてきた人の目にまず入る半屋外のスペースがポーチです。花などを飾れば良い印象を与えられるでしょう。ちょっと雨に濡らしたくないものを置いておけるメリットもあります。

しかしこのメリットがデメリットでもあります。自転車や外での遊び道具が置きっぱなしになりがち、散らかりっぱなしではお客さんに与える印象も良くはないでしょう。ポーチは美しく飾られているか、スッキリとしているべきもの。リノベーションで人気の玄関収納「シューズクローク」を設置することをおすすめします。

リノベの理想はカバードポーチ

そんな普通のポーチではなくて……冒頭で触れた間口全体に広がるポーチは「カバードポーチ」と呼ばれます。大抵は板敷きかタイル敷き、ベンチやアームチェアを並べるとバッチリ来るような空間です。

カバードポーチのメリット
カバードポーチのメリットは実にアメリカン!他の住宅と明らかなムードを出せるところでしょう。また屋外でも屋内でもないという「半屋外」というのも大きな魅力、イスに座って庭を眺めるのもいいですし、子どもを遊ばせておくのにも最適、バーベキューなどもできそうです。

屋根の延長がカバードポーチのハードル
カバードポーチをリノベーションで造るとなると、高いハードルとなるのがコストです。庭から数段上がった広めのスペースを造るだけならば、板敷きにするにしてもタイル敷きにするにしてもコストはかかりません。問題となるのは屋根の延長、庇(ひさし)を造るのにコストがかかるのです。

また間口全体が庇で覆われてしまうのも問題です。リビングなどの日当たりが悪くなってしまうのです。板敷きにするとメンテナンスも手間になります。一年に一度は塗装するなど、防腐・防水のメンテナンスが必要になるでしょう。

オーニングを使ってカバードポーチ風に

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とはいえカバードポーチは魅力的です。何といっても半屋外がいい!という方におすすめしたいのが、屋根を延長するかわりに「オーニング」を取り付ける方法です。たとえばヨーロッパの街角にありそうなカフェに、布製の屋根が付けられているのを見たことがありませんか?あれがオーニング、デザインも豊富ですしコストも庇の数分の一ですんでしまいます。

オーニングは風の日が心配というならば収納式のものもありますし、出し入れが楽な電動式のものもあります。これならば庇の延長でリビングの日当たりが悪くなるということもありません。

和風ウッドデッキ「濡れ縁」はいかが?
また外付けのロールスクリーンも検討するのも良さそうです。壁と平行に下ろせば夏場の強い日差しを避けることもできますし、斜めに下ろせば簡易の屋根にすることも可能、オーニングよりもコストはかかりません。渋めの色を選べば和風の外観の家にもマッチするでしょう。

和風の家ならばウッドデッキではなく「濡れ縁(ぬれえん)」という選択肢もあります。濡れ縁とはウッドデッキ同様、外に設置される縁側のこと。天板に板ではなく角材を使うところや、角材の間隔が空いているのでイスを並べたりはできないところがウッドデッキとの違い。濡れ縁に直接腰掛けて使いますが、日本的な空間に実にマッチします。お茶でも飲みたくなってきますね。

ベランダやバルコニーのリノベでポーチ気分

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半屋外の魅力を楽しむだけならば、特にポーチにこだわる必要もありません。
ベランダを延長したり、バルコニーにオーニングやポリカーボネートの屋根を付けたりなど工夫次第でリノベーションできそうです。これらは洗濯物を干すのにも重宝するでしょう。

まとめ

映画に出てくるようなカバードポーチは確かにカッコイイですし、色々と楽しむこともできるでしょう。しかしリノベーションで手に入れるとすると、かなりのコストがかかってしまいます。そこで使いたいのが様々なアイデア、コストを節約できてカバードポーチ同様に楽しめるのです。

無尽蔵にお金を使える人はごく一部です。しかしアイデア次第で楽しむことはできる、こんなところもリノベーションの醍醐味ではないでしょうか?