インテリア雑誌やSNSでは、打ちっぱなしのコンクリート天井に、ライティングレールで照明器具を吊り下げているオシャレなお部屋をよく見かけます。ライティングレールはダクトレールともいわれます。ライティングレールを使うことで、スポットライトやペンダントライトなどの複数の照明器具を組み合わせられ、一気に部屋を垢抜けた印象に変えられるでしょう。
このようなオシャレなインテリアに憧れる方も多いのではないでしょうか。ライティングレールを取り入れたい場合に自分で取り付けることはできるのか、ライティングレールを取り付ける際の注意点についてご紹介します。
ライティングレールを取り付ける際の注意点
オシャレなライティングレールですが、いくつか知っておきたい注意事項があります。
設置する照明器具のプラグに注目
照明器具には、引っ掛けシーリング対応のものやライティングレール対応のものがあります。引っ掛けシーリングは天井照明用の配線器具です。ライティングレールに取り付ける照明器具を購入する際は、ダクトプラグやダクトレール用などと書かれたライティングレール対応の照明器具を選ぶ必要があります。ただ、引っ掛けシーリング対応の照明器具をライティングレールに取り付けられるようにするためのアダプターも販売されているので、必要に応じて活用しましょう。
賃貸では取り付けが難しいタイプがある
ライティングレールには、天井面に直に取り付ける直付式、天井面の一部に切り込みを入れて設置する埋込式、引っ掛けシーリングなどに取り付けられる簡易取付式があります。天井にネジで固定したり、天井に切り込みを入れたりする直付式と埋込式は、賃貸物件では取り付けが難しい場合が多いでしょう。
専用の資格が必要なタイプがある
直付式や埋込式のライティングレールを取り付けるには、電気工事が必要となります。電気工事は電気工事士の資格保有者のみが許されている作業であり、資格がない場合は行えません。埋込式の場合は天井の一部に切り込みを入れてフレームを設置するといった作業も必要です。一方で簡易取付式のライティングレールは、自分でも取り付けができるため気軽に取り入れられるでしょう。
最大ワット数や最大重量に注意
ライティングレール上には複数個の照明器具を設置できますが、その際はライティングレールの最大ワット数や最大重量に注意しましょう。また、最大重量内におさめていたとしても、取り付け箇所が片寄っているとバランスが悪くなってしまいます。照明やライティングレールが外れてしまう可能性もあるため、照明器具のバランスにも配慮しましょう。
自分で設置ができるタイプって?
直付式や埋込式のライティングレールを設置するには専用の資格が必要ですが、簡易取付式のライティングレールであれば自分で設置できます。一般的な住宅の天井にある引っ掛けシーリングなどの電気配線に取り付けるタイプのため、工事不要で手軽にライティングレールをお部屋に取り入れられます。
直付式のようなスッキリ感はありませんが、賃貸で工事が不可能であったり、予算が限られていたりする場合にも使いやすいでしょう。直付けの場合は模様替えでレールを取り替えるということが容易ではありませんが、簡易取付式であればレールの取り替えも簡単に行うことができます。
まとめ
直付式や埋込式のライティングレールを設置するには専用の資格が必要です。業者による電気工事が必要なため、リノベーションやリフォームなどの際に導入を検討するのがオススメです。
一方、簡易取付式はその手軽さとオシャレさが人気となっています。ライフスタイルに合わせて検討してみてはいかがでしょうか。