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家の中心リビングをリノベーション!おすすめ実例5選

家の中でも生活の中心と言える場所がリビング。リビングを快適かつおしゃれにリノベーションすれば、暮らしの質を向上することもできるでしょう。そこで今回は、リビングのリノベーションにおけるポイントを解説した上で、おすすめ実例を5つご紹介。これから自宅のリノベーションを検討しているという人は、参考にしてみてくださいね。

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リビングのリノベーションにおけるポイント

まず、リビングのリノベーションにおけるポイントは、大きく「快適性」「機能性」「将来設計」の3つに集約して考えることができます。それぞれについて解説しましょう。

快適性:いつでも明るいリビング

リビングで過ごす時間は長いですから、何より快適に過ごせることが大切です。たいていリビングは家の中でもっとも日当たりのいい場所に設けられていることが多いのですが、間取りや素材によって暗く感じることもしばしば。リノベーションによって、日差しを最大限取り入れて明るいリビングを実現するといいでしょう。

機能性:無駄のない動線と掃除のしやすさ

リビングは家族全員が集う場所であるため、どうしても動線が交錯しがちです。テレビを観てくつろいでいる時に移動する家族が横切ってテレビが観づらくなる、というような場面があるとストレスが溜まりますよね。他にも、キッチンから料理を運ぶ際の動線上にソファやリビングテーブルがあると邪魔になります。リビングをリノベーションする際は、生活動線をイメージしながらレイアウトを決めるのがおすすめです。

機能性を考えるにあたって忘れてはならないのが、掃除のしやすさ。リビングは頻繁に掃除機をかける場所でもありますから、掃除の度に物をどかさなければならなかったり、掃除しづらいカーペットを置いたりするのはおすすめできません。リビングを将来にわたって綺麗に保つためにも、日々の掃除を意識してリノベーションを検討したいところです。

将来設計:子どもやお年寄りがいる家は特に注意

最近ではリビングに子ども用の小上がりスペースや、おもちゃ用の収納スペースを設ける家が増えています。しかし、子どもはやがて大きくなるもの。子どもが学校に通い始めると、今度は勉強スペースや本棚などが必要になってきますよね。こうしたライフステージの変化を見越して、例えば小上がりスペースを勉強スペースに転用できるようにしておくといった工夫をしておくのがおすすめ。

お年寄りがいる家では、バリアフリー対応や手すりの設置など将来に備えたリノベーションをしておくと、長年にわたって使い勝手のいいリビングになります。

実例1:照明とクロスで雰囲気一新

ここからは、リビングリノベーションの実例をご紹介していきましょう。1つ目は、照明とアクセントクロスで雰囲気を一新したこちらのリビングです。

新築戸建をリノベーションしているのですが、シーリングファンライトやペンダントライトといったこだわり照明を随所に取り入れるとともに、キッチンカウンターに鮮やかなブルーをあしらうことでおしゃれなリビングを実現しています。大きく間取りを変えずとも、照明やクロスにこだわるだけで雰囲気を向上できるのです。

実例2:置きたい家具に合わせるという方法

続いてご紹介するこちらのシックな雰囲気のリビングは、配置された家具との相性がバッチリですよね。それもそのはず、国産の「カリモク家具」を置きたいという要望を出発点として、家具に合うインテリアを考えているのです。インテリアに合う家具を選ぶのではなく、置きたい家具に合わせてリノベーションするという逆転の発想。実際に生活する上で家具は大切な要素ですから、家具中心に考えるのも理に適っています。

実例3:王道の和室一体化にスパイスを加えて

築古物件におけるリビングリノベーションにおける王道と言えるのが、リビングに隣接する和室と一体化して空間を広げるという方法。部屋間の仕切りを取り外せば、広々と開放的なリビングを実現できます。

そんな中、3つ目にご紹介するリビングでは、あえて部屋間にスクリーンウォールを設置しました。空間の広がりをしっかり確保しつつ、個室感も残す画期的な方法ですね。

実例4:和室部分を小上がりに変身

和室を一体化して空間を確保するのが王道というお話をしましたが、こちらのリビングのように、旧和室スペースに小上がりを設けるという方法もあります。リビングの中に仕切られた空間を作るのに有効な小上がりは、床下に大規模な収納を設置できるのもポイント。小さな子どもがいる家では、おもちゃを簡単に片付けられるのでおすすめです。子どもが大きくなれば、子どもの勉強スペースや大人の書斎としても使えそうですね。

実例5:あえてモダンな和室を残すという選択

和室とリビングを一体化する場合、和室をなくすというのが一般的。ただ、和室には和室なりの良さがあるものです。そのまま寝転がったり、子どもを遊ばせたり、洋室よりも機能的な面もあります。

最後にご紹介するリビングでは、空間をリビングと一体化しつつ、和室としての役割はそのまま生かしています。モダンなデザインにすることで、洋室とも違和感なくマッチしていますよね。リビングの快適性を求めるなら、あえて和室を残すという選択も有効です。

まとめ

今回は、リビングのリノベーションにおけるポイントと5つの実例をご紹介しました。リビングは生活の中心だからこそ、家族のライフスタイルに応じて理想の姿は変わってきます。また、何年か経過すれば、家族の使い方も変わってくるでしょう。現在のライフスタイルだけでなく、将来のライフステージに合わせた理想のリビングをイメージした上で、リノベーションに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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