最近、リビングの一部にタタミのスペースを取り入れる方が増えています。
一方でフローリングの床が一般的になり、タタミのある暮らしは経験がないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、タタミの快適さや便利さについて考えてみましょう。
タタミのコーナー、あるとこんなに便利
タタミのある暮らしは、どんなときに便利なのでしょう。
タタミがあると便利ないくつかの場面をご紹介しましょう。
ちょっとお昼寝
タタミの快適さのひとつが、気軽に横になれることです。
い草のいいかおりに包まれて、うとうとお昼寝するスペースとして、タタミのコーナーはとても便利です。
家事にも便利
みなさんは洗濯物をどこでたたんでいますか?
タタミのスペースがあると、洗濯物をたたんだりアイロンがけをしたりなど低い姿勢で行う家事が楽になります。
お子さんの遊び場にも
タタミはフローリングに比べるとやわらかく、お子さんが転んでもケガの心配がありません。
またタタミには吸音効果があるので、階下への騒音も軽減されます。
お客さまのためのスペースとして
お客さまが来られたのに椅子が足りない…という経験はありませんか?
タタミのスペースがあれば、お客さまのおもてなしも安心です。
布団を敷いて寝室としても使えるので、ご両親や親しいお友だちが泊まることになっても、ベッドやお部屋の数の心配がいりませんね。
タタミのコーナー、ほかにもメリットが
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ここまではタタミの実用的なメリットについて考えてきましたが、家にタタミのコーナーがあるメリットは、ほかにも考えられます。
少し角度を変えて見ていきましょう。
収納
タタミのコーナーを小上がりにした場合、小上がりした部分は収納スペースとして活用できます。
タタミのコーナーの広さにもよりますが、かなり大容量の収納が期待できるので、散らかりやすいリビングルームをすっきりと保てます。
お部屋のアクセントとしても
最近はオシャレなタタミが増えています。
とくに色つきのタタミを使うと、お部屋が一気にモダンなイメージに変わります。
タタミのスペースはお部屋のアクセントとしても魅力的です。
飾り棚
タタミの部屋には床の間がつきものですね。
床の間とまではいかなくても、タタミのスペースには飾り棚がよく映えます。
和の小物にこだわらず、アジアンテイストの雑貨やお気に入りのクリスタルなど、季節ごとのディスプレイを楽しめます。
仏壇
和室のない最近の住宅で、置き場所に迷うもののひとつがお仏壇ではないでしょうか。
タタミのスペースがあれは、お仏壇を違和感なく置くことができます。
コンパクトでモダンなお仏壇も増えていますから、これまでのお仏壇のイメージにとらわれず、暮らしになじむものを探してみてはいかがでしょうか。
オシャレなタタミ〜琉球畳
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オシャレなタタミといえば、縁(へり)なし・半畳の琉球畳が有名ですね。
縁がないことで、タタミのスペースを広く見せてくれます。
同じ色のタタミでも、敷き方の方向を変えることで市松模様のように見えるのも特徴です。
この琉球畳、実はカラーバリエーションが豊富で、黒やグレー、ピンクの畳まで作られているのをご存知ですか?
お部屋のイメージに合わせてお好きな色や組み合わせが選べるのも楽しみのひとつです。
実はオシャレな畳縁(たたみべり)
縁なしのタタミは確かにとてもオシャレですが、縁を保護するものがない分、角が傷みやすくなります。
畳縁は、その丈夫さから最近はハンドメイドの材料としても注目されています。
花柄からキャラクターの模様まで揃っていますから、畳縁のコーディネートも検討してみてはいかがでしょう。
タタミのお手入れ
タタミのお手入れ、正しい方法をご存知ですか?
オシャレなタタミスペースを暮らしに取り入れたら、正しいお手入れで清潔に長持ちさせましょう。
掃除機やシートモップは畳の目に沿って
普段のお手入れは、掃除機で十分です。
タタミの目に沿ってやさしく掃除機をかけるようにします。
シートモップを使う場合も、タタミの目に逆らわず、やさしく拭きましょう。
シートはドライシートが基本です。
基本は乾拭き、月に一度は固く絞った雑巾で
汚れやホコリが気になるときには、乾いた雑巾でそっと乾拭きします。
このときも、タタミの目に沿って拭くことが大切です。
念入りにお掃除したいときには、固く絞った雑巾を使います。
乾いた布で二度拭きし、よく乾かすように気をつけます。
年に2回は畳干しを
タタミを乾かすために、天気のよい日を選んでタタミ干しにも挑戦しましょう。
春と秋の年に2回が理想的とされています。
畳表には日を当てず、畳床と呼ばれる裏側に日光を当てます。
まとめ〜タタミでオシャレにリラックス
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今回はオシャレなタタミについて考えてみました。
便利で手軽な置きタタミなども利用して、素足で過ごすタタミの快適さを体験してみてはいかがでしょう。