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室内のDIYにもオススメ!自然塗料の種類を解説

室内のDIYにもオススメ!自然塗料の種類を解説

天然木材には、塗装などのメンテナンスが必要といわれています。その中でも自然塗料は、最近トレンドのDIYでも人気があります。今日は、そんな自然塗料の種類についてお伝えします。

自然塗料とは?

自然塗料についての明確な定義はないようです。一般的には石油を原料とした合成顔料などを含まない天然のものだけを原料にした塗料のことを指すようですが、海外では自然塗料と呼ばれないようなものも、日本では自然塗料として販売されているケースもあるとのことで、慎重な判断が必要になります。

また、アレルギーは自然なものでも起こり得るため、十分な注意が必要です。

自然塗料のメリット

従来の塗料に比較して、人体や環境に優しい成分であることです。従来の塗料は、強い塗膜によって水やサビから守ることができますが、木材の呼吸もシャットアウトしてしまいます。しかし自然塗料は木材に浸透させるため呼吸をシャットアウトしません。そのため、木材を自然な状態で保つことができます。

自然塗料のデメリット

自然塗料は耐候性が高くなく、木材も天然素材で乾燥によるヒビなどが起こるため、こまめなメンテナンスが必要です。また乾燥に時間がかかるものが多いため業者に依頼する際には施工費にも影響する可能性があります。

自然塗料の種類

自然塗料は大きくわけると「オイル系」と「ワックス系」と「ワニス系」の3種類があります。それぞれに特徴があるので、ご紹介します。

オイル系の自然塗料

オイル系の自然塗料とは、植物油を原料にしたものです。代表的なものとしてエゴマ油、アマニ油、ひまわり油やキリ油などがあります。
オイル系の自然塗料は、木材の導管に染みこませて塗装します。導管にオイルを浸透させることで水をはじくことができます。樹脂塗料のように木材の表面に塗膜を作らず、木材の持つ木目の質感を感じられるでしょう。

ワックス系の自然塗料

ワックス系の自然塗料とは、ロウを原料にしたものです。ミツバチの巣を構成するロウから作られたミツロウ、熱帯地方に生息している「カルナバヤシ」の葉から作られたカルナバロウなどがあります。
ワックス系の自然塗料は、木材をコーティングするときに使用されます。オイル系塗料とは異なり、木材の表面に付着することで汚れを防ぐことが可能です。

ワニス系の自然塗料

ワニスとは、木材の表面を保護するために用いられる塗料です。自然塗料のワニスには、昆虫から採取できる「セラックワニス」と樹脂から採取できる「油ヤニス」があります。
木材に塗装するとツヤのある透明な膜となり、表面で固まります。水や紫外線から保護する効果を期待できます。

優しさにこだわった、自然派塗料「春風」

HAGSアイテム:自然派塗料 春風7色 [750ml/2.5L]

春風は、木部の保護用オイル系自然派塗料です。フロアや壁、家具など、インテリアのさまざまな箇所に使えます。春風の特徴は以下のとおりです。

・シックハウス症候群の原因とされる13物質を配合していない
・食品衛生試験にも適合した塗料である
・オイル特有のにおいも残らず、においを抑えたタイプ
・木材の呼吸を妨げない
・速乾性、撥水性、メンテナンス性に優れている

カラーバリエーションも7色展開と豊富です。イカスミ、ペッパー、ミルク、コルク、ピスタチオ、クリア、ターコイズから選べます。750mlと2.5Lの容量が選べるため、用途に合わせやすいでしょう。

まとめ

自然塗料は大きく分けて3種類あることがわかりました。ドイツ製のものと日本製のものが主流で、中には速乾性のコストパフォーマンスの良いタイプもあるなど、用途に合わせてまたいくつもの種類があります。使用する場所やメンテナンスの頻度、コストバランスを考え、目的にあった塗料を選ぶようにしましょう。

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