誰でもわかるリノベ用語集183
■パーティクルボード
「パーティクルボード」とは、木材小片(=パーティクル)に接着剤を塗布し、熱圧整形した板のことです。チップボード、フレークボードなどの言い方もあります。強さや収縮膨張の異方性がなく、割れなどを生じない代表的な厚手の木質材料です。
ステレオのキャビネットなど音に対する特性を活かしたり、家具や建築の下地として広く使用されています。
各辞書・辞典からの解説
「パーティクルボード」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「パーティクルボード」とは、「細かな木片や削りかすを合成樹脂で固めて熱圧成型した板」のことであると説明されています。「建築材のほか、テーブル板・音響用キャビネット」などに使用します。
(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「パーティクルボード」とは「木材の小削片を主原料として板状に成型した建材」のことです。「遮音・断熱性に優れ、加工が容易」であることが特徴で、「プレハブ住宅などの床・壁・屋根下地」に使用されるほか、加工してキャビネットやテーブルトップにも使用されます。
(3)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「パーティクルボード」とは、以下のような文章で説明がされています。
「木材の小片(パーティクル)に合成樹脂の接着剤を加え、熱と圧力をかけて板状にしたもの。強度は合板と同程度だが、製材屑(くず)など利用価値の低い資源を原料とすることができるため価格は安い。建材・家具・音響キャビネットなどに使用される。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「パーティクルボード」とは、「木材の小片に合成樹脂の接着剤を加え、熱と圧力をかけて板状にしたもの」のことであるとおわかり頂けたと思います。