クローゼットは洋服などの身に付けるものや使わない季節用品をしまっておくプライベートな空間という認識を持っている人が大半なのではないでしょうか。そんなプライベート空間のクローゼットに壁紙を貼る人が近年増えているようです。クローゼットに壁紙を貼るとどのような変化があるのでしょうか。
クローゼットをワンランク上の空間へと変えてくれるかもしれない壁紙について解説します。
壁紙で楽しむクローゼット
家の中でも特にプライベートな空間と言えるクローゼット。滅多に他人に見られることもありませんし、その内装にまで気を使う人はあまりいないかもしれません。
そんな自分や家族だけのプライベートな空間だからこそ、壁紙を変えてみるのもおもしろいかもしれません。
壁紙を変えるだけで扉を開けた時に華やかさや楽しさを感じることもできます。さらに機能的な壁紙にすると、クローゼット内部やクローゼットの中の衣類を湿気やカビから守ることも可能になるでしょう。
クローゼットを開けるのが楽しくなる壁紙にチャレンジ
明るい色や落ち着いた色、柄ものなど、壁紙といっても種類はたくさんあります。
一般的な壁面収納のクローゼットだと、壁紙を貼る面積も少なくコストもあまりかからないので冒険しやすいでしょう。
ウォークインクローゼットだと面積が大きい分、思い切って存在感のある壁紙を使ってもいいかもしれません。
明るい色を全体的に使うと見た目も華やかに
黄色やオレンジ、ピンクなど明るい暖色系の色はクローゼットの中を華やかに彩ってくれそうです。1日の始まりに明るい色のクローゼットからスタートするのもやる気のアップに繋がるかもしれません。クローゼット内部の見た目をパッと変えてくれるので、比較的小さな面積のクローゼットにもおススメです。
落ち着いた色の壁紙
明るい色とは反対に大人っぽい落ち着いた色の壁紙もクローゼットの壁紙の選択肢に入れてもいいかもしれません。
明るい色の服が多い、クローゼットの中の荷物が少ない場合は、全体を引き締めるようなブルー、グレーなどの壁紙にするのもおしゃれでしょう。白い収納ボックスやハンガーに引き締まった色の壁紙は今流行りのミニマムなシンプルインテリアにもマッチします。しかし、黒い衣類が多い、ダークな色のスーツなどを保管しているクローゼットには同系色となってしまって探しにくくなるという点も。その場合はブルーやグレーでも明度の高い色味にするという手もあります。
模様のある壁紙
子供部屋や夫婦のクローゼットなど部屋の種類によってクローゼットの壁紙を変えるというアイデアもあります。子供部屋なら空や星柄、花柄など、子供がクローゼットを開ける楽しみにもなる壁紙が好まれるようです。
モダンな柄物の壁紙は海外のクローゼットのようでとてもおしゃれな印象になるでしょう。シンプルな幅の広いストライプやエレガントなレース、個性的なアラべスク模様など印象が強い柄の壁紙は、大きめのクローゼットやウォークインクローゼットにおススメです。
調湿機能がある壁紙でクローゼットの湿気対策
クローゼットの湿気が悩ましいと思われる人も多いかもしれません。日本の住宅は気密性も高く湿気がこもりやすいので、今までは壁紙を貼るという発想はあまりありませんでした。クローゼットの湿気対策に湿気取りなどを置いておくという対策を取ることもありますが、取り替えが面倒という声もよく耳にします。
調湿機能の付いている壁紙を貼ることによって、湿気がこもりがちなクローゼットの湿気対策もできます。吸放湿性機能のある壁紙や珪藻土の壁紙はクローゼットの湿気対策に優れた効果を発揮するということから、徐々に人気が出てきているようです。
吸放湿性機能のある壁紙とは、一般的な壁紙の素材、塩化ビニル樹脂に吸水性ポリマーを配合したもので、コップ6杯分もの湿気を吸湿、放湿する機能を持つと言われます。
珪藻土を壁紙に加工したクロスもあり、吸放湿性機能のある壁紙よりも二倍の効果が見込まれるとのことです。
吸放湿性のある壁紙は、湿度をため込んだままにすることはできません。湿気を吸収し、溜め込んだ湿度を放出するまでの機能を有します。時々はクローゼットの換気をするなど、吸放湿性機能が損なわれないように対策を取ると、長く活躍してくれるでしょう。
まとめ
一口にクローゼットの壁紙、といってもどういった機能、効果を持たせるかは人によって様々です。特に吸放湿性機能のある壁紙は、今までのクローゼットの湿気対策を変えてくれるかもしれません。家のクローゼットの面積を考慮しつつ、明るくしたい、湿気対策をしたい、など用途によってぴったりの壁紙を見つけてください。