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業者にお任せ?DIY?猫ドアをリフォームで取り付ける3つの方法

猫が自由に出入りできる「猫ドア」。猫はもちろん、飼い主にもストレスがありませんから、両者の幸せにとって大切なものです。リフォームを機に猫ドアを用意したいという方は多いことでしょう。

ここではプロに依頼するだけでなくDIYを含めた、猫ドアへのリフォーム方法をご紹介。お家の猫ちゃんにピッタリのタイプを選んであげてください。

 

猫ドアをリフォームで付ける3つの方法

「オーダーメイドで猫ドアを作ってもらう」「猫ドアがついた既製品を取り付ける」「猫ドアだけを購入してご自身で取り付ける」。猫ドアの取り付け方には大きく分けて3種類あります。

オーダーメイドで依頼する

最もコストがかかる方法ですが、猫の体格に合わせてドアを開けることができますし、見た目が良く後付け感がないなど、メリットも大きい方法。リフォームの機会に、業者さんに依頼しましょう。

猫ドア付き既製品を取り付ける

猫ドアがあらかじめ付けられた既製品を取り付けます。開き戸の取り付けには手間がかかりますが、DIYでも可能。引き戸は既存のものと取り替えか、挟み込んで取り付けます。

猫ドアだけをDIYで取り付ける

猫ドアだけを購入し、既存のドアや引き戸にご自身で取り付ける方法です。価格が最も安いメリットはありますが、取り付け場所によっては少し大変かもしれません。

オーダーメイドの猫ドア

好きな場所に、好きな大きさの猫ドアを開けることができます。その際、考えるべきは、猫ドア自体に扉は必要かどうか?ということ。屋外との通路なら虫などの侵入を防ぐのに扉が必要でしょうが、屋内の通路なら暖気・冷気の侵入はそれほど心配しなくて良いのかも。単なる通路の方が扉が故障する心配もありません。

ドア以外に通り道を確保

冒頭の写真は厳密には猫ドアではありませんが、通り道をリフォームで確保した例です。枠の作りや色目の選択に、プロならではの技とセンスが光ります。通路は猫とくつろぐリビングから、猫トイレがある洗面所まで通じているもの。ニオイも気にならず、視界にも入ることもありません。

猫の気配を感じるドアも!

猫が向こう側にいるのにドアを開けて、お互いに「あっ!」というのは、猫との暮らしでのあるあるでしょう。そんなことがないように、ガラス入りのドアをリフォームを機にオーダーしました。猫への思いやりが感じられますし、インテリアともコーディネートされています。

 

猫ドア付き既製品

猫ドアがすでに付いている既製品を購入して取り付ける方法では、引き戸タイプの取り付けはDIYで十分対応可能でしょう。開き戸タイプの取り付けは少し手間がかかります。リフォームを期に取り付けをプロに依頼したほうが、無難かもしれません。

猫ドア付の「扉」を取り付ける

YKK APやLIXILなど、大抵の大手メーカーは猫ドア付きの開き戸をラインナップしています。問題はデザインのバリエーションが少ないことと、猫ドア自体のサイズが、メーカーによっては小さいかもしれないこと。小さな穴をくぐり抜けるのは得意とはいえ、あらかじめ確認が必要でしょう。

猫ドア付の「引き戸」を取り付ける

猫ドア付き引き戸には2タイプあります。1つ目は既存のドアを猫ドア付きの既製品に取り替えて設置するもの。開き戸同様に大手メーカーが取り扱っています。

2つ目は猫ドア付きのパネルを、屋外とのサッシに挟み込んで設置するタイプ。ペット用品の販売・製造の「サンセイ」などが取り扱っており、サッシ高に合わせて3つのサイズが用意されています。後付け感が強いことや、隙間が開いてしまうことが難点でしょうか。

 

猫ドアだけをDIYで取り付ける

猫ドア「だけ」を購入し、ご自身で取り付ける方法です。市販されている猫ドアは「扉・引き戸用」と「網戸用」の2タイプ。後者の取り付けにはあまり苦労しないかもしれませんが、問題は前者でしょう。

扉・引き戸に穴を開ける

猫ドアをDIYで取り付けようとすると扉や引き戸に、穴を開けなくてはなりません。一般住宅のドアは大抵、中が空洞のフラッシュドアとはいえ、穴を開けるのはやっぱり大変。ノコギリを使って手で切るなら、時間がかかってしまうでしょう。レシプロソーやベビーサンダーなど、電動工具が欲しいところです。

網戸に穴を開ける

取り付けが楽なのが網戸に穴をあけるタイプ。挟んで取り付けてから、カッターで網戸を切り抜くだけです。もし失敗したら?と心配になるかもしれませんが、網戸の張替はDIYで十分可能。大胆にやってしまいましょう。

 

まとめ

猫ドアをリフォームで取り付ける3つの方法をご紹介しましたが、実際に取り付けた方からよく聞くのは、猫ちゃんが怖がって猫ドアを使ってくれないという話。せっかくリフォームしたのに、それではあまりにも残念です。

猫ドアの扉をテープ止めして、開けっ放しにしたら使うようになったとも聞きますから、ひょっとしたら扉の存在が影響しているのかもしれません。ならば、上でご紹介したような「扉のない」猫対応のドアを考えてみるのも良いでしょう。お家の猫ちゃんに、ピッタリの猫ドアを付けてあげてください。