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狭い部屋(60平米以下)のリフォーム・リノベーション!間取りのポイントとは

事例提供:リボーンキューブ

リフォーム・リノベーションで、部屋の広さこそ変えられないものの、間取りや空間の使い方を変えることで、狭い部屋でも快適性をアップできます。

今回は、一般的に狭い部屋と認識されることの多い、60平米以下の物件におけるリフォーム・リノベーションに注目。間取りのポイントを解説するとともに、おしゃれリノベーションの事例を紹介していきます。

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狭いというけれど60平米って実際どんな広さ?

60平米以下の物件は、狭い部屋と認識されることが多いと紹介しましたが、実際にどれくらいの広さなのか確認していきましょう。求められる居住空間の広さに関しては、厚生労働省が次の2つの基準を設けています。

  • 最低居住面積水準
    健康で文化的な住生活を送るため、必要不可欠と考えられる住宅の面積に関する水準

  • 誘導居住面積水準
    豊かな住生活の実現を前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積に関する水準

    参考:住生活基本計画における居住面積水準

このうち、最低居住面積水準では、2人暮らし世帯で30平米を基準としており、1人世帯人数が増えるごとに+10平米したものを最低基準としています。なお、3〜5歳児が1人いる場合には、上の基準から-5平米したものが基準となります。

4人暮らし世帯で30+10+10=50平米が最低基準となるため、60平米以下というのは最低限の生活はできるものの、少し狭さを感じる面積と言えるでしょう。

ちなみに、誘導居住面積水準では、2人暮らしでも都市居住型で55平米、一般型(郊外居住)で75平米が基準とされています。

60平米以下のリノベーションにおける間取りのポイント

子どものいる家庭では、やや狭さを感じる60平米以下の物件ですが、リノベーションする場合にはどのような点を意識するとよいのでしょうか。主なポイントを3つ紹介します。

開放感で広い空間を演出

リフォーム・リノベーションで部屋の面積そのものを変えることはできませんが、間取りや建具、使用する素材の変更により開放感を生み出せば、同じ面積でも視覚的に広い空間を演出できます。狭い部屋であっても開放感があれば、心にゆとりを持って生活することができるでしょう。

生活動線を意識した効率的な間取り

面積が狭いというのは、デメリットばかりではありません。LDK・居室・水回り・玄関といったスペースがコンパクトにまとまっているので、効率的な間取りで生活動線を意識すれば、移動によるストレスの少ない快適な住まいを実現できる可能性があります。

生活動線がスムーズで効率的な間取りなら、60平米以下という狭さがあまり気にならない空間となることでしょう。

デッドスペースを極力減らして空間を有効活用

コンパクトな部屋をリフォーム・リノベーションするにあたって、デッドスペースをいかに減らすかというのは、重要なポイント。ただでさえ面積が限られている中、何にも使えないデッドスペースがあるのはもったいないですよね。

60平米以下の部屋をリフォーム・リノベーションする際には、デッドスペースを収納やワークスペースなどに活用して、限られたスペースを最大限有効活用したいところです。

60平米以下の快適リノベーション事例3選

先ほど紹介した3つのポイントを意識すれば、60平米以下の部屋であっても快適な空間に生まれ変わらせることが可能です。ここからは、実際に60平米以下の部屋をリノベーションした事例を3つ紹介していきます。

ロフト空間で立体的空間活用

事例提供:アズ建設

1つ目に紹介するのは、52平米の部屋をリノベーションした事例です。比較的コンパクトな部屋でありながら、木目の美しい無垢フローリングと白い壁、コンクリート打ち放しの天井というシンプルな組み合わせが、空間の広がりを演出しています。

この部屋で特徴的なのが、リビングの一角に設けられたロフト的空間。部屋内に、中二階を設けることにより、部屋の面積を実質的に増やしています。ロフトの上段は寝室として使えますし、下段は適度な籠り感があるので、ちょっとしたワークスペースや収納として重宝しそうですね。

無駄なスペースを削ぎ落とした開放的土間LDK

事例提供:空間社

2つ目に紹介するのは、白とグレーのモノトーンを基調とした開放的なこちらの部屋です。驚くことに、こちらの部屋の面積は約43平米しかありません。小さな子どもと4人で暮らすには狭いように感じますが、リビングをモルタル仕上げの土間空間にして、無駄を削ぎ落とした結果、ゆとりさえ感じられる住まいになりました。

60平米以下のコンパクトな部屋でも、開放感とスペースの有効活用で、十分に快適性を高められることを教えてくれる好例と言えるでしょう。

猫2匹と暮らす快適な60平米以下の住まい

事例提供:M・DESIGN

最後に紹介するこちらの部屋も47平米のコンパクトな住まい。もともとはL型キッチンだったのをI型キッチンにしたり、リビングにあった大型収納をワークスペースに変更したりといった空間の見直しにより、視覚的な広がりを感じられる部屋になりました。

リビングにはキャットウォークを設けており、ペットの2匹の猫も快適に暮らせる住まいを実現しています。

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まとめ

60平米以下の住まいと聞くと、一般的に狭い部屋という印象を受けます。実際に3〜4人家族で暮らすには少し狭いかもしれませんが、リフォーム・リノベーションにより空間の使い方や見せ方を工夫するだけで、窮屈さを感じさせない快適な住まいにもできます。

さらに、60平米以下の部屋は面積が小さい分、比較的低予算で立地や環境のよい物件を探せるかもしれません。この記事を参考にして、60平米以下のリノベーションにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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