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和室を洋室にするリノベーション・リフォームの費用・事例・注意点|リノペディア

リノペディアとは
リフォームやリノベーションの実際のユーザーの声をもとに、現場からその工事にかかる費用・工期・注意点などのポイントをまとめた工事事典です。

監修:空間プロデューサー 岡野 潤
「引き渡しからが本当のお付き合い」。施工責任者・アフター責任者として、住んでからの小さな改良工事や疑問点・お困りごとの相談など全般を担う

今回のテーマ
和室を洋室に変えたい

1. この工事で影響する場所は?

・床

畳を撤去してフローリングに張り替えるために下地を作る工事が必要です。

畳の厚さ分、和室の方が洋室より床の下地が低くなっているので、隣接する部屋と、フローリングを繋げる場合には、床の下地の高さを合わせる必要があります。

 

・壁

柱や梁が見える和風の真壁から、クロスで仕上げる洋風の大壁にするために、壁を解体して下地を作る工事が必要です。

洋室に変えて隣接する部屋を繋げる場合は、間仕切り壁を撤去する必要があります。

 

・天井

和造りの天井を解体して、クロス仕上げにするために下地を作る工事が必要です。間仕切り壁を撤去する場合には、隣接する部屋との天井の高さを合わせる必要があります。

 

・襖

部屋として残す場合、襖や戸襖(片面が和室用の襖、片面が洋室用の木もしくはクロス仕上げの扉)を撤去してドアに取り替える必要があります。

収納部分を変える場合は、押入れの襖をクローゼット用の折戸や引違いドアに取り替える必要があります。

 

・収納(必要な場合)

収納部分を押入れからクローゼットに変える場合は、板張り仕上げで中段が付いている押入れ内部を解体して、可動棚やハンガーパイプが設置できるように、押し入れ内の壁や天井を補強してクロス仕上げにする必要があります。

押入れを解体して部屋に繋げることも出来ます。

 

・窓枠(必要な場合)

窓に和室仕様の内障子が付いている場合は、撤去して洋室に合う窓枠に取替えます。

 

2. 費用相場

・費用相場は、約50~200万円です。

 

仕上げ材のみ和室から洋室に変える場合(畳をフローリングに張り替えるだけなどの場合)は、約50~100万円です。

和室を洋室にして、間仕切り壁を撤去し、隣接する部屋と繋げる場合は、約100~200万円です。

 

・費用には下記のものが含まれます。

 

 解体工事(処分費を含む)

 造作工事

 床の仕上げ材(フローリング・タイルなど)

 天井・壁の仕上げ材(壁紙・珪藻土など)

 配線(電気工事が必要な場合)

 ドア(必要な場合)

 

3. 工期の目安

2~3週間位

 

上記が基本の日数となり、必要となる追加工事の種類が増えるに従って、工事の日数も増えます。

 

4. 工事の流れ

1)畳・襖の撤去 天井・壁・床・押入れの解体

和室の畳と襖を撤去し、天井と壁、床を解体します。

隣接する部屋と洋室にする部屋を繋げる場合は、間仕切り壁や押入れを解体、撤去します。

窓に内障子が使われている場合や洋室に似合わない窓枠が使われている場合も、撤去します。

 

2)下地工事

壁や床を下地の状態にします。

フローリングやクロスを張った時に、床と天井の高さが隣接する部屋と水平になるようにします。

 

3)内装仕上げ

壁(壁紙や塗り壁)、床(フローリングやタイル)などの内装を仕上げます。

 

4)建具・設備取付(必要な場合)

襖をドアに変える場合は、建具の取付を行います。

押入れからクローゼットに変える場合は、棚板やハンガーパイプを設置し、扉を取付ます。

洋風な照明器具への交換を行います。

 

5. 和室を洋室にする工事のリノベーション・リフォームの事例

 

事例1:腰壁で空間を分けた開放的な洋室

洋室に変えた部屋を天井までの壁で仕切ってしまうのではなく、腰壁にすることや下がり天井によって、空間を分けています。フローリングが繋がっているので壁があっても開放感のある部屋になっています。

 

事例2:和室を洋室にすることで広々LDKを実現

和室から洋室にしてダイニングキッチンと繋げることで、ソファが置ける広々LDKになっています。押入れだった部分には、リビングに繋がる書斎を設け、内窓を付けることで採光が取れる洋風な書斎になっています。

 

事例3:スクリーンウォールで明るい洋室

洋室化に伴い、間仕切り戸を襖からスクリーンウォールに入れ替えています。襖の場合は、部屋の中が見えず、明かりを取り入れることが出来ませんが、透明なスクリーンウォールによって、明るく開放的になっています。

 

6. 業者の選び方チェックポイント

1.工事品質 

事前の現場確認の記録を残しているか
当たり前のことですが、寸法などの記録をしっかりとることです。

養生をしっかりしているかどうか
工事の際には特に、通路・エレベーターなどの共有部分に養生の仕方に差が出ます。丁寧さはこういう場所に出るというのは現場でも大切にしています。

現場を裸足で歩けるか
整理整頓ができている現場は釘などの危険な工具が落ちていません。部材の整理整頓はもちろん、ほうきと塵取りでこまめに掃除ができる環境であることも大切です。

リスクの説明があるか
中古リノベーションの場合は、現場の状況により希望していた工事が出来ないケースがあります。契約の前にリスクの説明があるか確認しましょう。

 

2.デザイン提案力

メーカー品以外の提案ができるか
有名メーカーのアイテムは、どの業者でも比較的見積を取りやすいですが、有名メーカー以外への知見もあるかが一つの基準になります。

ニーズにあった提案ができるか
ヒアリング時に「どのアイテムが良いか」だけでなく、「なぜその窓が良いか」や、「使い方」のヒアリングがあると、ニーズに沿った提案があることが期待できます。アイテムが決まっている場合は個人でインターネットで価格を確認しながら選択できるメリットがあります。デザイン提案を期待するのであれば、使い方を含めたデザイン案を出せる業者が良いでしょう。

 

7. 工事の際の注意点や意外な落とし穴

床や天井の高さが部屋によって違う場合がある

各部屋は、間仕切り壁が出来た後に床や壁を作るので、中には、解体すると隣接する部屋の天井や床と大きく高さが違うことがあります。

部屋を繋げる場合などは下地を作る際に、高さを合わせるように工事をしますが、仕上げ材だけ和風から洋風にする場合や、リフォーム費用を抑えようとする場合には、高さの調整をしないこともあります。その場合は、部屋ごとに段差が出来てバリアフリーではなくなる可能性があるので注意が必要です。

 

見た目や工期・費用を踏まえて工事範囲を決めておく

和室を洋室に変えるだけであれば、その部屋だけのフローリングやクロスなどの仕上げ材を考えれば問題ありません。しかし、間仕切り壁を撤去して隣接する部屋と繋げる場合は、同じフローリングやクロスで仕上げるため、工事範囲が広くなり、費用も高くなります。

また、窓に内障子が付いていたり、窓枠が和風仕様の場合は、部屋を繋げた場合、窓まわりの見た目が違って見えてしまいます。

間仕切り壁を撤去する場合は、費用や工期が変わることや、統一感のない見た目になってしまう可能性があることも踏まえて、どこまで工事するかを事前に決めておきましょう。

 

8. オススメの空間を仕切る際のアイテム

【HAGSオリジナル】木製室内窓‐tanoji

部屋の採光に適したガラス入りの室内窓です。木製の枠は自由に塗装が出来るので、木目を活かした無塗装やクリア塗装でナチュラルテイストに、黒に塗装すればアイアン調のインダストリアルテイストに仕上げることができ、部屋のテイストに合わせることが可能です。

 

スクリーン シュナイゼル

オールドパインの腰板に、ブラック、もしくはホワイトのスチールフレームとガラスで出来たスクリーンパーテーションです。1枚のパネルサイズは、W900×D40×H2100mmで、2~3枚を立てて目隠しとして使うことも、数枚組み合わせて囲い、空間を分けるために使うことも出来ます。

 

パーテーション 3連 OP-509

天然木を使用した3連パーテーションです。1枚のパネルが360度回転するので、空間のサイズに合わせて自由に仕切ることが可能です。アコーディオン式に畳めるので、収納や持ち運びにも便利です

 

9. まとめ

この「リノペディア」では、リフォームやリノベーション時のモヤモヤを一つずつ紐解くことで、後になって思いもよらない事態に陥ることがないよう、実用的な注意点をお届けしています。費用は現場の状況や時期により異なる点、工期や状況も現場の状況が優先されますので、ここに記載された情報を参考に、事前に業者にしっかりと確認をするようにしましょう。

 

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