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和室の襖リフォーム。種類・費用・工期はどれくらい?

部屋の雰囲気を変えて、和室から洋室へしたいという声をよく伺います。和室から洋室への変更は、主に襖・畳・障子の交換が必要です。
この中でも、襖のリフォームは簡単に行え、襖紙を交換するだけでも違った部屋の雰囲気を作れます。
今回は、襖のリフォームを中心に、種類や費用・工期をお伝えします。

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襖のリフォーム工事のポイント

襖をリフォームする際は、お部屋をどのようなデザイン・インテリアにしたいか、検討しておきましょう。

今までと同じように、和室として使う場合は、襖も合わせて和柄を基準に選ぶと良いでしょう。洋室として使う場合は、襖紙を洋柄に変え、枠なども合わせて変更するのも一つの手です。リフォームをしたあとの生活スタイルを考えることが、上手な襖リフォームのポイントになります。
例えば、今までのように和室として使いたい場合、襖紙は和柄が似合うでしょう。今はたくさんの柄が出ており、自分好みの柄を選んではいかがでしょうか?お部屋のメインになるような山水画風の柄もあれば、千鳥や七宝、麻の葉を模した柄もあります。インテリアに合わせて柄を選ぶと生活に潤いが出てきます。

洋室として使う場合、無地の物を選んでも良いですが、オススメは織物襖です。洋風にまとめる場合、ツヤのある無地織物を襖に使うと洋の雰囲気が出ます。枠が漆の黒塗りだと雰囲気が残ってしまうので、一緒に色を変えられないか相談してみましょう。ブルーやグレーといった色合いに整えると洋の雰囲気が出て、お部屋のイメージを一新できるでしょう。

襖のリフォーム一つですが、お部屋のデザイン・インテリアをあらかじめ検討しておくことが成功のポイントです。

襖のリフォームの費用と工期

襖のリフォームは、主に襖紙の貼替えです。襖紙を洋柄に変えるだけでも部屋の雰囲気は大きく変わります。合わせて壁紙や天井・畳もリフォームすると、和室から洋室へ切り替えることができます。

襖紙のリフォームは、中グレードの「上新鳥の子」で1本1万円前後(両面)です。織物襖の中グレードで1.7万円前後(両面)です。襖用ビニルクロスは1本1万円前後(両面)です。襖紙のリフォームは、主に作業場で行います。一端住まいから引上げ、後日つり込みに来ますので、期間は2日ほど掛かります。

襖の建付けが悪い場合、建付け直しは1本3,000円ほどです。襖屋さんが襖紙を貼替えたときに一緒に直します。
幅が1m以上ある「幅広襖」は、襖紙を多く使うので金額が5割ほど高くなります。天袋・地袋に使われる小さな襖は、小さい分少し安くなります。

襖紙の種類や襖の大きさによっても金額が違いますので、事前に確認しておきましょう。本数が多い場合は貼替え日数も必要です。

襖のデザインや種類

襖の役割は、部屋を区切ったり、収納の目隠しとしたり、視線を遮るなどの役割があります。住まいでは、押入れの戸やリビングと和室の間仕切り、続き間の仕切りに使われています。

襖は作り方にいくつか種類があります。質が良い物ほど、手入れは必要ですが、長持ちする良い製品と言われています。

襖のデザイン

襖のデザインは見え方により、大きく分けて3種類あります。

  • 和襖・本襖
    和襖は一般的に見られる襖です。黒塗りの枠に襖紙が貼られているタイプです。
  • 源氏襖
    襖の一部に、障子窓を配置した襖です。あまり見られませんが、奥座敷や広縁から明かりを採るのに使われます。障子窓のデザインにより、いろいろな襖が作られています。
  • 太鼓襖
    主に茶室の出入り口に使われる襖です。黒塗りの枠がなく、襖紙を枠の部分まで貼り伸ばします。最近のモダン和室や洋室との間に使われることも多くなりました。

この他、戸襖やケンドン襖など様々な種類があります。

襖の種類

襖は作り方によって2種類に分けられます。作り方によって、襖紙の貼り方が違ってきます。

  • 和襖・本襖
    本襖や和襖は、古くから作られてきた襖です。襖紙を何回も貼替えることができ、様々な襖紙を使えます。
  • 量産襖・板襖
    たくさんの需要に応えるため、近代になって作られるようになった襖です。襖紙を全面にのり付けしていきます。襖紙の貼替えが難しく、リフォームに不向きです。

襖紙の種類

いま出回っている襖紙は主に3種類あります。

  • 襖紙
    襖紙は4グレードに分かれていて、金額が違ってきます。
    ちょっと変わっているのは、襖紙のことを「鳥の子」と呼びます。鳥の子は「雁皮(がんぴ)・ミツマタを主材料とした上質の和紙です。鶏卵の殻のような色をしていることからの称です。(大辞林4.0/三省堂)」という意味があり、最上位の「本鳥の子」は手漉きの雁皮紙のことを指します。
  • 織物襖
    織物襖は3グレードに分かれています。近年は織物に印刷でき、様々な色柄の製品が出ています。洋柄にも合わせやすい製品です。
  • 襖用ビニルクロス
    襖に貼れるように加工されたビニルクロスです。壁紙と合わせて使うことで一体感が出ます。

まとめ

今回は、襖のリフォームについてお伝えしました。襖のリフォームは主に襖紙の貼替えで行いますが、襖紙は種類が豊富で上手に選べば洋風にも和風にもなります。

費用は、襖紙のグレードや襖サイズよって異なりますが、中グレードで1万円~1.7万円ほどです。いったん工場に引上げて貼替えますので、工期は2日ほど見ておきます。

和室の雰囲気を変えたいと思ったとき、まずは襖のリフォームから検討してみましょう。

 

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