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戸建ての外壁塗装におけるリノベーション・リフォーム費用・事例・注意点

リノペディアとは
リフォームやリノベーションの実際のユーザーの声をもとに、現場からその工事にかかる費用・工期・注意点などのポイントをまとめた工事事典です。

監修:空間プロデューサー 岡野 潤
「引き渡しからが本当のお付き合い」。施工責任者・アフター責任者として、住んでからの小さな改良工事や疑問点・お困りごとの相談など全般を担う


今回のテーマ
戸建ての外壁を塗装でキレイにしたい

 

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1. この工事で影響する場所は?

・外壁

塗装したい外壁部分を、補修して下地処理をしたうえで塗装する必要があります。

・付帯部分(軒天・破風・雨樋・雨戸など)

軒天や破風、雨樋といった付帯部分も外壁と一緒に塗装するのが一般的です。

・テラス・バルコニー(必要な場合)

外壁の色に合わせて、テラスやバルコニーも補修して、防水工事を施し、塗装する場合があります。

2. 費用相場

・費用相場は、約150万円~250万円です。

外壁の広さや、使用する塗料の種類によって費用が異なります。

・費用には下記のものが含まれます。

 足場・飛散防止シート代・足場組立て
 高圧洗浄代
 塗料
 養生
 塗装

3. 工期の目安

1か月~1か月半位

上記が基本の日数となり、天候や塗料の種類(上塗りの回数)などによって工事の日数は異なります。

4. 工事の流れ

1)足場・シート設置

塗装する外壁の周りに足場を設置します。塗料が周りに飛散するのを防ぐために、足場の周りに飛散防止シートを張ります。

2)高圧洗浄

外壁の汚れを高圧洗浄で落とします。

3)乾燥

高圧洗浄で濡れた外壁を24時間以上かけて、しっかり乾かします。

4)下地調整

外壁のひび割れなどを補修し、塗料が壁につきやすくなるように下地を平坦にします。

5)養生

塗装したくない部分や窓、玄関ドア、室外機、植木や荷物などに塗料が付かないように、養生シートやマスキングテープで養生します。

6)外壁塗装 下塗り・中塗り・上塗り

外壁を塗装します。2~3回重ね塗りをします。1回塗る度に、しっかり乾燥させます。(乾燥の時間や、重ね塗りの回数は塗料の種類によって異なります。)

7)乾燥

塗料が壁に密着するまで、しっかり乾燥させます。

8)養生・足場・シート撤去

養生と飛散防止シートを外し、足場を撤去します。

5. 戸建ての外壁塗装の事例

事例1:ツートンカラーで北欧風の玄関に

白とパステルブルーのツートンカラーで仕上げています。パステルブルーの外壁が、小窓が付いたウッド調のホワイトの玄関ドアと、ブラケットライトにマッチして、北欧テイストの可愛らしい玄関まわりになっています。

事例2:サッシをアクセントにワントーンコーデ

ネイビーの外壁に白のサッシと雨樋で、シャープでモダンな雰囲気になっています。塗装できないサッシは、交換しない限り色を変えられないので、サッシの白を活かしたモダンなコーディネートに仕上がっています。

事例3:和風の家でもモダンな佇まいに

和瓦の屋根の和風な家の造りですが、ネイビーの外壁と木の玄関ドアにすることで、モダンな雰囲気になっています。ダーク色での塗装なので、グレーの瓦やブラウンのサッシや雨戸にもマッチしています。

6. 業者の選び方チェックポイント

1.工事品質 

事前の現場確認の記録を残しているか
当たり前のことですが、寸法などの記録をしっかりとることです。

養生をしっかりしているかどうか
工事の際には特に、通路・エレベーターなどの共有部分に養生の仕方に差が出ます。丁寧さはこういう場所に出るというのは現場でも大切にしています。

現場を裸足で歩けるか
整理整頓ができている現場は釘などの危険な工具が落ちていません。部材の整理整頓はもちろん、ほうきと塵取りでこまめに掃除ができる環境であることも大切です。

リスクの説明があるか
中古リノベーションの場合は、現場の状況により希望していた工事が出来ないケースがあります。契約の前にリスクの説明があるか確認しましょう。

2.デザイン提案力

メーカー品以外の提案ができるか
有名メーカーのアイテムは、どの業者でも比較的見積を取りやすいですが、有名メーカー以外への知見もあるかが一つの基準になります。

ニーズにあった提案ができるか
ヒアリング時に「どのアイテムが良いか」だけでなく、「なぜその窓が良いか」や、「使い方」のヒアリングがあると、ニーズに沿った提案があることが期待できます。アイテムが決まっている場合は個人でインターネットで価格を確認しながら選択できるメリットがあります。デザイン提案を期待するのであれば、使い方を含めたデザイン案を出せる業者が良いでしょう。

7. 工事の際の注意点や意外な落とし穴

外壁の状態が悪いと塗装だけではキレイにならない

外壁塗装によって見た目はキレイに出来ますが、外壁そのものの劣化が進んでいると雨漏りを起こしたり、塗装部分が施工不良を起こして剥がれてきたりします。外壁の状態によっては、塗装だけではリフォーム出来ないので、防水工事を行うことや下地を整えることなど、状況に応じた必要な工事を行いましょう。

季節や天気に工期が左右される

外壁塗装は、洗浄や塗料などを十分に乾燥させながら行う必要があります。そのため、湿度の高い雨の日には工事が出来ませんし、冬は乾燥に時間がかかってしまいます。同じ工事内容でも、季節や天気によって工期が変わってしまうので、外壁塗装に適した春に工事を行うなど、季節選びは重要です。

近隣への影響を考える

外壁塗装は近隣の家への影響もあります。足場を設置する際の音や、塗料の匂いは、近隣の人にとって不快になる場合もあるので、外壁塗装工事の前に近隣への挨拶を行っておきましょう。周りの家が近い場合や駐車場が近い場合は、塗料が飛び散ってしまうという問題を防ぐために、近隣の家の物や車にも養生をしてもらうなど、注意をしておきましょう。

8. HAGSのオススメ塗料 (※内装用)

HAGSアイテム:【HAGS オリジナル商品】エマルジョンペイント [1kg/4kg/16kg]

水を溶剤にしているため環境や健康への影響が少ない、HAGSオリジナルの水性ペイントです。水で薄めて使うことが出来るので初心者でも塗りやすく、塗料独特の匂いがあまりしないため、DIYで塗装を楽しむ方におススメです。

 

HAGSアイテム:自然派塗料 春風7色 [750ml/2.5L]

床や壁、家具の木部に使える天然由来原料をベースにした自然派塗料です。7色展開で、木目を消すことなく塗ることができます。食品衛生試験に適合した塗料で、シックハウス症候群の原因となる13の有害物質が一切配合されていないため、安心して使えます。

9. まとめ

この「リノペディア」では、リフォームやリノベーション時のモヤモヤを一つずつ紐解くことで、後になって思いもよらない事態に陥ることがないよう、実用的な注意点をお届けしています。費用は現場の状況や時期により異なる点、工期や状況も現場の状況が優先されますので、ここに記載された情報を参考に、事前に業者にしっかりと確認をするようにしましょう。

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