壁面を有効活用することで家の収納力をアップできる壁面収納。リノベーションで壁面収納を導入しようと考えている人も多いのではないでしょうか。壁面収納は視線に入りやすいため、設置するなら見た目にも気を使いたいところです。
今回は、壁面収納を検討している人に向けて、参考にしたいおしゃれ事例を3つご紹介。おしゃれな壁面収納の極意を学んでいきましょう。
事例集ダウンロードはこちら
壁面収納のメリット
おしゃれ事例を見ていく前に、まずは壁面収納のメリットを解説していきます。
壁面収納のメリット1:無駄なスペースを有効活用できる
1つ目のメリットは、広いけれど使いにくいスペースである壁面を有効活用できるという点。間取りによっては壁面が凸凹していて棚を置きづらいこともありますが、壁面収納であれば形状に応じて自由にレイアウトすることができるため無駄がありません。大容量の壁面収納なら部屋の収納を1カ所にまとめられるので、部屋全体のスペースに余裕が出るのも嬉しいポイントです。
壁面収納のメリット2:裏側に隙間がないので掃除がしやすい
通常の収納だと壁との間に隙間ができるので、どうしてもホコリやゴミが溜まってしまいます。掃除機が届かず、収納をどかさない限り綺麗にすることはできません。その点、壁面収納は余計な隙間がないため、ホコリやゴミが溜まりにくく普段の掃除もしやすいのです。
壁面収納のメリット3:おしゃれな「見せる収納」として機能する
3つ目のメリットは、有効な見せる収納として機能しやすいということ。クローゼットや扉付きの棚では収納としての存在感が出てしまい、おしゃれに演出するのはなかなか難しいですよね。壁面収納はディスプレイとしての役割も果たすので、見せ方にこだわればインテリアにおけるアクセントにもなるでしょう。
壁面収納のデメリット
もちろん壁面収納はメリットばかりではありません。次に、壁面収納のデメリットも3点ご紹介します。
壁面収納のデメリット1:圧迫感を感じやすい
壁面収納1つ目のデメリットは、壁一面に収納を取り付けることにより圧迫感を感じやすいという点。特に上から下までギッシリと物を詰め込んでしまうと、壁が迫っているような感覚になってしまいます。全体に荷物を詰め込むのではなく適度に空きスペースや小物の展示スペースを設けるなど、収納に変化を持たせる工夫をするのがおすすめです。
壁面収納のデメリット2:高い場所の使い勝手が良くない
2つ目のデメリットは、上の方の収納は手が届かないため使い勝手が良くないという点。ただ、裏を返せば小さな子どもに触らせたくないものを収納する場所としては最適です。使う頻度の高いものは壁面の中央あたりに収納し、あまり使わない物を上段や下段にしまうといいでしょう。
壁面収納のデメリット3:地震の際に物が落下するリスクがある
壁面に広がる収納棚だと、万が一大きな地震が発生した際に物が落ちてくる危険性があります。完全に落下を防ぐことは難しいため、壁面収納のすぐ下にソファやベッドを置かないなど、レイアウトを工夫することが大切です。
事例1:人気の書斎を兼ねたおしゃれ壁面収納
壁面収納のメリット・デメリットを確認したところで、ここからはおしゃれ事例を3つご紹介していきます。
この投稿をInstagramで見る
1つ目の事例は、シンプルで機能的なこちらの壁面収納。同じサイズのスクエア収納が規則的に並んでおり、下段はフォルダを組み合わせることで機能性をアップしています。最大のポイントは、壁面収納とデスクが一体化していて書斎を兼ねているという点です。在宅ワークの増加で書斎を設ける例も増えていますが、壁面収納と組み合わせることで空きスペースを有効活用できますね。
事例2:パイプ主体のインダストリアル壁面収納
この投稿をInstagramで見る
続いてご紹介する事例は、木の板とアイアンを組み合わせたインダストリアルな壁面収納。一見無骨すぎるようにも見えるシンプルな棚ですが、物をレイアウトすることによってインテリアが完成するのです。壁面収納はディスプレイ棚として使うにも最適。雑誌やレコードなどを飾れば、部屋全体のおしゃれ度を上げることができます。
事例3:賃貸でも実現可能な壁面収納
この投稿をInstagramで見る
壁面収納がいいと思っても、賃貸物件では難しいと諦めている人はいませんか。最後にご紹介する事例は、そんな賃貸に住んでいる人でも実践できる壁面収納。小さなジャッキを使って木材を固定、DIYで壁面収納を作っています。これなら床・壁・天井を傷つけることがなく原状回復も簡単にできるので、賃貸物件でも問題ありません。
ジャッキ以外にもディアウォールやラプリコといったパーツを使えば、部屋を傷つけることなく壁面収納を設置することができます。
まとめ
今回は、壁面収納のメリット・デメリットを解説した上で、真似したくなるおしゃれ事例をご紹介してきました。家の中で余っている壁面を有効活用できる壁面収納は、面積の狭い日本の家にマッチする収納です。賃貸物件でもDIYできる方法がありますので、収納の確保に苦慮しているなら壁面収納を検討してみてはいかがでしょうか。
事例集ダウンロードはこちら