リビングや寝室の貴重な収納スペースとして取り入れられることの多い壁面収納ですが、他の場所に取り入れるのも効果的です。中でも、小さな空間にもかかわらず物が増えがちな洗面所は壁面収納を生かしたい場所。この記事では、洗面所に壁面収納を設置するメリットやポイントを解説します。また、後半ではおすすめ壁面収納事例を3つご紹介していきます。
洗面所に壁面収納を設置するメリットとは？
はじめに、洗面所に壁面収納を設置するメリットを見ていきましょう。
洗面所の収納スペースを増やせる
日本の家では洗面所が狭いことが多く、収納スペースも限られています。その割に洗面所は、掃除用品・バス用品・洗面用品のストックやタオル類などたくさんの物があふれがち。壁面収納なら洗面所のスペースをあまり使うことなく収納力をアップできるので、散らかってしまった洗面所をスッキリ見せることができます。
作業スペースや動線を確保できる
洗面所が脱衣所や洗濯機スペースを兼ねている場合、洗面所の通路を家事動線として使うことも多いはず。普通に棚を設置してしまうと作業スペースや動線が狭まってしまうため、使い勝手の悪い空間になってしまう可能性があります。空間を圧迫しにくい壁面収納であれば、作業スペースや動線をしっかり確保しながら収納力をアップできるのです。
地震で転倒しない
壁面収納は防災面でも安全性が高いと言えます。地震対策をしていない棚だと、大きな揺れで棚ごと転倒する危険性がありますよね。一方、壁に固定されている壁面収納では棚そのものが崩れてくる心配はありません。もちろん収納している物が落ちてくることはありますが、落下防止対策を実施しておけばリスクを小さくできます。
洗面所だからこそ意識したい壁面収納のポイント
広い壁面を使って設置されるイメージがある壁面収納ですが、小さな洗面所では大規模な壁面収納を設置するのが難しい場合もあります。次は、そんな洗面所だからこそ意識しておきたい壁面収納のポイントを解説していきましょう。
デッドスペースを効率的に使用する
洗面所を見渡すと大きな壁はなくとも、小さな壁面スペースはあるのではないでしょうか。例えば、洗面台の脇、洗濯機の上部などが代表的。こういった場所に壁面収納を設けることで、小さなデッドスペースを有効活用できます。まとまった大きさの収納スペースは難しいかもしれませんが、組み合わせていけばそれなりの収納スペースになるのです。
ロープや落下防止ポールでタオル収納
壁面収納を活用して上手に活用したいのが、ハンドタオルのストック。壁面収納の一部にロープや落下防止ポールを設け、小さく丸めて収納しておけば、取り出しやすく使い勝手のいいタオル収納が完成します。タオルを積み重ねて収納するとスペースを取ってしまうため、少しでもスペースを効率的に使いたいならおすすめの方法です。
洗面所のおすすめ壁面収納事例3選
洗面所における壁面収納のメリットとポイントを確認したところで、続いてはおすすめ事例を3つご紹介していきます。それぞれのポイントも解説しますので、自宅に設置する際の参考にしてくださいね。
事例1：スペースに余裕があるなら大容量収納
この投稿をInstagramで見る
1つ目にご紹介するのは、こちらの大規模な壁面収納。洗面所に広い壁がある家でないと設置は難しいですが、これだけ収納があれば家族全員分のタオルやバス用品を1か所にまとめて収納しておくことができます。ただし、上のほうの棚は手が届かないので、使用頻度の低いものを収納する場所として使いたいところですね。
事例2：洗面所脇の小さな壁も無駄なく使う
この投稿をInstagramで見る
1つ目の事例と打って変わって、2つ目の事例は洗面台脇の小さな壁面を上手く活用しています。物が増えがちな洗面台周りですが、使うものは小物が中心。奥行きや高さがある収納だと、むしろ使い勝手が悪い場合もありますよね。このような奥行きのない壁面収納であれば、小物類を見せながら収納することが可能。すぐに必要なものを取り出せるので便利です。棚板の高さを自由に変えられるので、使う道具のサイズが変わっても対応できるのもポイント。
事例3：洗濯機の上は貴重なスペース
この投稿をInstagramで見る
最後にご紹介するのは、洗濯機上部の壁を壁面収納として活用している事例です。土台は突っ張り棒で作り、廃材とベニヤで作った棚板を組み合わせています。コストは最小限、組み立ても簡単にできるという気軽さが魅力。洗濯機上部は柱などを立てにくいのでどうしてもデッドスペースになりがちですが、壁面収納ならフルに活用することができますね。
まとめ
物が多いのにスペースが限られている洗面所は、いかに収納スペースを確保するかが課題。作業スペースや動線も大切にしながら収納力をアップするには壁面収納がおすすめです。今回ご紹介した3つの事例を参考にして、自宅の洗面所に合った壁面収納を検討してはいかがでしょうか。
