こんにちは!片づけクリエイターのはせがわ あかねです。
おうち時間が長くなったことで、ますます需要が高まっている犬や猫などのペット。しかし、動物と暮らすということは、「かわいい」「癒される」ことばかりではありません。習性上注意しなければならないことや、室内で飼うにあたって必要なモノも案外たくさんあります。そこで今回は、猫編・犬編の2部に分け、ペットと快適に暮らすための収納アイデアをお届けします。
事例集ダウンロードはこちら
猫と暮らす家の収納アイデア
リノベーションをする際に考えてほしいのが、何をどこに収納するかということ。一般的に家で猫を飼う場合には、以下のようなモノが必要です。
・トイレの容器、猫砂
・遊び場、寝床
・キャリーバッグ
・フード、食器
・ブラシなどのお手入れ用品
・爪研ぎ器
・おもちゃなど
特に場所をとるのが、上からふたつ。実際に猫を飼っているオーナーはどのように収納しているのでしょうか?それでは、リノベ事例を見ていきましょう。
どこに置く?猫のトイレ
猫のトイレスペースは、できるだけ静かで臭いのこもらない場所がベスト。
こちらは、玄関ホールのドアを入ってすぐ左側に壁面収納がある事例です。画像では見えにくいですが、この収納の下段は猫用のトイレスペースとして設計されています。リビングからトイレまで遮るものがないので、猫の動線としても◎ですね。
こちらも玄関とリビングを結ぶ廊下に猫用トイレを設置している事例です。収納の下部分をあえてオープンにすることで、置き場に困りがちなトイレをすっぽりと収納することに成功しています。
新しく収納を増設出来ない場合でも、既存の収納を活かしたりちょっとした工夫で実用的なスペースへと生まれ変わらせることができますよ。
こちらは、洗面室に猫用のトイレスペースを設けている事例です。ここにトイレを設置することを想定して洗面台下をオープンにしたのだそう。
洗面室へは作業台下にある専用の猫穴から直通できるようになっています。いちいちドアを開け閉めしなくても、猫が自分のタイミングでトイレに行くことができるのでストレスが溜まりません。
猫想いの遊び場とくつろぎスペース
室内飼いの猫は、どうしても運動不足になりがち。市販のキャットタワーを置くのも良いですが、部屋の中に猫専用の足場が設置されていれば特別なものを用意する必要はなくなります。
こちらはリビングを広げ3LDK→2LDKへとリノベーションした事例です。
窓回りにはカウンターとキャットステップ・キャットウォークをしつらえています。椅子を持ってくれば外の景色と愛猫を眺めながら癒しの一時を過ごせます。
こちらも、リビング上部にキャットウォークが設置されている事例です。鮮やかなブルーのクロスにナチュラルな色味のキャットステップが良いアクセントに。温かみがあり、人にとっても猫にとっても居心地の良い空間となっていますね。
運動と同じくらい大事なのが日光浴。猫にとって日向ぼっこは健康を維持するためにも必要な行為ですから、日当たりの良いくつろぎスペースの確保はとても重要。こちらは、猫のケージが置いてある書斎の窓辺です。こんな風に、ゴロゴロとリラックスしている猫を眺めながら読書ができたら幸せですね。
番外編
収納の他に、猫好きオーナーならではのこだわりをご紹介します。
こちらは猫4匹と暮らすオーナー宅の造作リビングドア。帰って来てドアを開ける時、そばにいる猫にぶつからないよう下部分にガラスを採用しています。
開き戸は猫がイタズラして開けてしまうことがあるので、ドアの高い位置に鍵をつけ安全性にも配慮されていますね。
いずれも、猫への愛が感じられる素敵なアイデアです。
まとめ
人にもペットにも優しい家というのは、ちょうどいいところに収納があるものです。リノベーションをする際には、猫の習性や性格などをしっかり踏まえた上で収納計画を立てましょう。家族みんなが快適に過ごせる家づくりができることを応援しています!
事例集ダウンロードはこちら