この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。
あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します
こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。賃貸アパートやマンション物件でよく聞く『1LDK』。“一人暮らしの部屋”だと思っていませんか?そんなイメージのある1LDKですが、最近はあえて1LDKへとリノベーションするケースがあったりと、実は人気の間取りです。そこで今回は、1LDKのメリット・デメリットと、実際のリノベ事例や快適に暮らすためのアイデアをご紹介します。
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1LDKって?メリット・デメリット
『1LDK』とは、「1部屋+リビング(L)+ダイニング(D)+キッチン(K)」の間取りで、賃貸アパートに多い部屋の形です。1人暮らしのイメージが強い1LDKですが、中には夫婦や家族で暮らすケースももちろんあります。それではここで、1LDKに2人以上で生活する際のメリット・デメリットを確認してみましょう。
1LDKのメリット
・家事・掃除がラク
構造がシンプルで部屋数も少ないため、圧倒的に日々の掃除がラクになります。また、『壁』という仕切がなく開放的な空間ほど生活動線が短くなるため、家事も簡単&時短に。
・家族の気配を感じられる
部屋数が少ないからこそ、1LDKでは常に互いの気配を感じることができます。目を離せない小さなこどもを見守りながら家事ができたり、家族が自然とコミュニケーションを取ることのできる間取りだと言えます。
1LDKのデメリット
・物理的な広さの問題
メインで過ごすリビングの広さにもよりますが、家族が増えれば増えるほど部屋は手狭になります。また、しっかりと収納計画を立てなければ、床がモノで溢れかえってしまう可能性も。
1部屋は、主寝室として使用することがほとんど。ゲストを招待した場合、寝泊まりしてもらう場所の確保が難しいという点もあげられます。
・1人きりの空間を作りにくい
相手や家族の存在を感じられる反面、『生活音』が問題になることがあります。1人で静かに集中したい、1人だけの時間が欲しい時には、1LDKの良さがマイナスに働くことも。
このように、2人以上で1LDKに住む場合には、メリット・デメリットをよく理解した上で、実際に住む家族の性格や生活リズムなど、検討する必要があります。
3LDK→1LDK!リノベ事例と快適に暮らすためのアイデア
それではここから、実際のリノベーション事例と、1LDKを快適にするアイデアをみていきましょう。
1人の空間を作りにくいのが1LDKのデメリットと紹介しましたが、こちらの事例ではスクリーンを採用してプライベートなスペースを確保しています。
スクリーンの奥には、なんと小上りスペースが!こどもと一緒にお昼寝したり、何かに集中して取り組む時には、スクリーンを下ろして空間を仕切ることができます。来客時の寝室問題も解決できそうですね。
こちらの写真、よく見ると床材が異なっているのがわかりますか?部屋数が少ない分、単調な印象になりがちな1LDKの特徴を覆しているのがこちらのアイデアです。
リビングと玄関は同じ床材を使用していますが、貼り方が違うだけで全く別の印象に。このように床をゾーニングすることで、空間にメリハリが出ます。空間にメリハリが出るとインテリアが締まるだけでなく、モノを使う場所や戻す場所がハッキリして部屋が散らかりにくくなるといった効果も期待できます。
まとめ
「狭い」「一人暮らし」といったイメージのある1LDKですが、メインであるリビングの広さをできるだけ確保したり、床材やモノを利用して上手に空間を仕切ることで快適に過ごすことができます。個々の生活スタイルは保ちつつ、適度にコミュニケーションをとりながら空間をシェアできる1LDKは、夫婦や子育て世代のファミリー層にもオススメです。
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