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掃除が楽になる家づくり3つのポイントとリノベ事例

この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。

あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します


こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。

ものが整頓され掃除が行き届いた空間にいると、シャキッと背筋がのび、自然と前向きな気持ちになります。一日の中で長い時間を過ごす家も、清潔でキレイな方がいい。そうは分かっていても、なかなか難しいのが毎日の「掃除」です。子育てや仕事で忙しい現代人にとって、毎日の掃除はハードルが高い作業ですよね。そこで今回は、家づくりをするならぜひ真似してほしい掃除が楽になる家のポイントと、リノベ事例をご紹介します。

 

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掃除が楽になる家づくり3つのポイント

間取りや収納、内装デザインなど、家づくりにおいて重視するポイントは人それぞれ。掃除に苦手意識のある人や多忙で時間に余裕のない人には、頑張らずに清潔を維持するための3つのポイントを押さえた家づくりがオススメです。

掃除が楽になるポイント1:凹凸をなくしてフラットに

階段やニッチ、スキップフロアや巾木など、ちょっとした段差や凹凸が多ければ多いほど、掃除動作がより複雑に、より大変になります。ですから、掃除のしやすさを考えるなら壁や床の凹凸はできるだけ少なく、フラットにするのがベター。

事例提供:M・DESIGN

玄関は、住宅の中で唯一土足で入る場所なのでとても汚れやすい場所です。どんなに気をつけていても、靴の裏に付着した砂利やゴミがたたきに残ってしまいます。凹凸のある玄関タイルは汚れが目立たないという理由で採用されるケースも多いのですが、目地や凹凸にゴミが入り込みやすいのが難点。掃除のしやすさでいうと、事例の写真のように凹凸がなくフラットな床材がオススメです。

事例提供:M・DESIGN

床だけでなく、「壁」も掃除の弊害になる場合があります。例えば、同じ床面積でも、たくさん部屋のある場合とワンルームでは、部屋への出入りが少なくなる分、仕切りのないワンルームの方が断然掃除がしやすくなります。

この事例のように、部屋全体がリビングのような広いワンルームだと、モップ一本で部屋全体を掃除ができます。

掃除が楽になるポイント2:照明は埋め込み式を採用

様々な種類が存在する照明機器。中でも、コードやチェーンによって吊り下げるタイプのペンダントライトは、デザイン性が高く空間の良いアクセントになります。ただ一つ、シェードや電球にホコリがつきやすいのが玉に瑕。

事例提供:SCOMO

掃除がしやすいという観点からオススメの照明は、事例のようなダウンライト。ダウンライトとは、天井に埋め込んで取り付ける小さな照明器具のことを言います。埋め込み式なので見た目がスタイリッシュなだけでなく、面倒なシェードの掃除も不要です。

掃除が楽になるポイント3:隠す収納でホコリよけ

オープン収納は、モノの出し入れのしやすさと、お気に入りのモノを飾りながら収納できる点がメリットです。しかし、その分掃除には気を遣わなくてはなりません。掃除が楽な家は、“掃除のしやすさ”の他に、“汚れにくい”工夫がされています。

事例提供:湘南リフォーム

こちらの事例は、モノがごちゃごちゃしやすく、汚れが溜まりやすいリビングの収納を全て隠す収納に。オープンな収納と比べて汚れにくく、フラットな面が多いため掃除のしやすさも抜群です。

まとめ

後から便利グッズを買い足すことはいくらでもできますが、モノを増やせばその分メンテナンスが必要になり、思っているほど掃除にかかる労力が減らない可能性も。

その点、家づくりの段階から掃除のしやすさを意識された家は、住んだその日から日々の掃除が格段と楽になります。

ポイントは、凹凸をなくしてフラットな面を多く作ること、照明は埋め込み式のダウンライトを採用すること、収納はホコリが溜まりやすい見せる収納よりも隠す収納を選ぶこと。

家づくりの際は、是非参考にしてみてください。

 

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