無垢フローリングの特性

もちろん、このような問題を解決するために無垢フローリングは塗装されていることが多いのですが、とはいえ水に強くなるわけではありません。そのため、水溶性の汚れを放置するとシミができやすくなったり、腐朽菌が繁殖する可能性があります。こうした理由からも無垢フローリングは定期的にしっかりと掃除することが大切になります。

日頃からできる無垢フローリングのおすすめ掃除方法

無垢フローリングの掃除は汚れの程度によって、いくつかの方法があります。毎日のお手入れからひどい汚れの除去方法まで、どのようにケアしていくのか知ることで、無垢フローリングを長く美しく快適に保つことができますよ。

１：「雑巾」で乾拭きをする

無垢フローリングは水に弱いため、拭き掃除をするときには乾拭きが基本となります。表面がコーティングされていることが多いですが、できるだけ水拭きは避けたほうがよいです。また、乾拭きの際にも強く拭きすぎるとせっかくのコーディングが剥がれてしまう恐れがあるため、あまり力を入れすぎないように注意しましょう。

２：「掃除機」で隙間の汚れをとる

無垢フローリングは、乾燥すると隙間が生じやすくなり、そこにゴミが溜まることがあります。これは掃除機を使えば比較的簡単に取り除くことができます。ただし、粘着性のものが詰まっている場合は、掃除機で吸い出せないことも多いので、つまようじなどを使って、フローリングを傷つけないように慎重に取り除きましょう。

３：専用の「水性クリーナー」で汚れを落とす

乾拭きではどうしても落としきれない汚れには、水性クリーナーワックスを使って落とす方法があります。各メーカーから無垢フローリング用の水性クリーナーが出ているので、そのような専用のクリーナーを使うようにしてください。

ただし、繰り返しになりますが、無垢フローリングにとって水分は本来であれば大敵です。水性クリーナーは水で希釈して使うため、どうしても水分が含まれています。専用クリーナーであっても利用する際には十分注意し、必ず硬く絞って使いましょう。

この時に使用する布はウエスがおすすめですが、もしもお手元にない場合は使用しなくなったTシャツでもウエスの代わりとして使用できます。雑巾など毛羽立ちがあって板に引っかかってしまう可能性があるものはあまりお勧めできません。

４：頑固な汚れは「サンドペーパー」でヤスリがけを

無垢フローリングには、どれだけ頑張っても落ちない頑固な汚れがつくことがあります。このような汚れは、最終的に削り取るという方法があります。紙やすりやサンドペーパーや紙やすりなどを用いてサンディングしましょう。ただし、削り取った場所はオイルも一緒に削られてしまうため、汚れが落ちたのを確認したら最後の仕上げとしてオイルを塗布するようにしましょう。

５：傷や凹みは「アイロン」で解決できるかも

無垢フローリングの傷や凹みをアイロンで解決できる場合があります。凹んでいる箇所に少々水をかけて、当て布をしてからアイロンで水蒸気を送り込みましょう。そうすることで、木材が膨張して凹みが解消されることがあります。ただし、あまりにも酷い傷や凹みでは効果がないばかりか危険なため、この方法ではやらないようにしましょう。

まとめ

無垢フローリングの日常的なお手入れは乾拭きと掃除機を使うという案外シンプルな方法で十分きれいに保つことができます。そしてそれで落ちない汚れには専用のクリーナーを使ったり、サンドペーパーで擦ったりと汚れの程度に応じたアイテムを使えば自分でケアすることができそうですね。とはいえ、間違ったお手入れをしてしまうと無垢フローリングの状態を悪化させてしまうこともあるので、不安な方は正しいお手入れ方法について事前に専門の方に相談してみてください。

▼おしゃれな無垢フローリングを見てみる
HAGSの無垢フローリング一覧はこちら>>

▼フローリングについてさらに詳しく
完全版｜フローリング（床材）のリフォーム・リノベーションのガイド〜種類・費用・事例まとめ〜