こんにちは。不動産ライターのchimonです。今回はクローゼットのDIYに関するお話です。
長く同じ家に住んでいると、何かと物が増えがちですよね。特に、服や小物は気づくといっぱいになっていて、クローゼットに収まりきらないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、今すぐ試したくなる「クローゼットをDIYで作る方法」をご紹介していきます。
既存のクローゼットをDIYで美しく!
新たにクローゼットを作る方法をご紹介する前に、まずは既存のクローゼットの収納力をアップして、美しく整理する方法をお伝えしていきたいと思います。
突っ張り棒でクローゼットを簡単アレンジ
クローゼットをよく見てみると、意外と使っていない無駄な空間が多いことに気づくはずです。例えば、服の収納棚を下段に置いた場合、壁面と収納棚の間に中途半端な隙間が生まれます。こうした小さな隙間をDIYによって有効活用すれば、既存クローゼットの収容力をアップすることができるのです。
こちらの事例では、クローゼット左右の壁面に上下2本の突っ張り棒を設置(画像2枚目、3枚目)。そこにS字フックなどでカバンや小物をかけることで、空間を有効に活用しています。帽子やネクタイといった、収納場所に困りがちな小物をスッキリ収納できるのも嬉しいポイント。
伸縮可能な突っ張り棒は、収納の広さに関係なく使えるDIYの万能アイテムです。
扉裏や壁面にはワイヤーネット
既存クローゼットを有効活用するためのDIYで、続いてご紹介するのはワイヤーネットを用いた方法です。ワイヤーネットを壁面や収納扉の裏に設置することで、簡単に小物をかけられるラックスペースを作ることができます。これもデッドスペースを上手に使って、収容力をアップする効果的な方法と言えるでしょう。
ディアウォールで簡単DIY!
汎用性の高いDIYツールとして、今やおなじみとなりつつある「ディアウォール」をご存じでしょうか。ディアウォールとは、角材の両端につけて使うDIYツールのこと。バネの力を使ってしっかりと突っ張るので、床や天井を傷つけることなく、簡単に柱を立てることができるため人気なのです。
クローゼットのDIYにおいても、ディアウォールは大活躍。おすすめの使い方を2つご紹介しましょう。
ディアウォールで簡易クローゼットをDIY
ディアウォールには、別売りで専用の棚受けが用意されています。ディアウォールを使って2本の柱を立て、適当な高さに専用の棚受けや市販のL字金具などを装着。そこに棚板を渡せば、あっという間に簡易的なクローゼットを作ることができるのです。
強度が心配な場合は、柱を4本に増やすこともできますし、奥行きのあるクローゼットを作ることもできます。また、棚板の代わりにパイプや突っ張り棒を渡せば、ハンガーラックスペースとしても使用可能。簡単に作れる上に応用が効く、おすすめ収納です。
ディアウォールで既存クローゼットをスッキリ変身
ディアウォールの使い方としてもう一つおすすめなのが、既存クローゼットの中に小さな棚を設置するという方法です。こちらの事例では、クローゼットの奥行きに合わせて、壁面にディアウォールの棚を設置。クローゼットとしての機能を活かしたまま、大容量の本棚を確保しています。
収納ボックスやカラーボックスを置こうとすると、どうしてもデットスペースが生まれてしまいますよね。対してディアウォールを使えば、スペースにぴったりと合う収納を設置することも可能なのです。
こんなに使える!ハンガーラック
大がかりなクローゼットまでいかなくとも、簡単に服の収納スペースをDIYしたいという人におすすめなのが、ハンガーラックです。ポールにハンガーを吊るすだけのシンプルな構造なので、DIY初心者でも比較的簡単にチャレンジできます。ここでは、おすすめの事例を3つご紹介します。
シンプルイズベストなハンガーラック
1つ目にご紹介する事例が、こちらのシンプルなハンガーラック。合板を三角状につなぎ合わせ、間にポールを設置するだけで完成です。つなぎ目を可動式にしておけば、折り畳み式にすることもできます。ベーシックな見た目なので、どんな部屋にでも合いそうですね。
パイプを使えばインダストリアルデザイン
2つ目にご紹介するのは、1つ目と同様シンプルなハンガーラック。先ほどは木材を使用していましたが、今回のものはパイプを使用することにより、洗練された無骨さを演出しています。
金属パイプでDIYするのもいいですが、ご紹介した事例では塩ビパイプ(塩化ビニル管)に塗装を施すという手法を用いています。よりリーズナブルにDIYできるので、取り入れたいアイディアですね。モダンなインダストリアルデザインの部屋に、よくマッチするのではないでしょうか。
パイプ×木の棚板で応用DIY
最後にご紹介する事例は、これまでにご紹介してきたシンプルなハンガーラックの応用編とも言えるものです。骨組みは塩ビパイプをアンティーク風に塗装したものを使用し、ラックスペースの下に棚板を渡して収納力をアップしています。
DIYで作ったとは思えないほどの完成度ですが、どこでも手に入る材料を使っており、比較的チャレンジしやすい作品です。このハンガーラックが1つあるだけで、服の収納問題が解決できそうですね。
まとめ
家にあるクローゼットがいっぱいになったからと言って、諦めるのはまだ早いかもしれません。デッドスペースをDIYで有効活用すれば、既存クローゼットをレベルアップすることもできるのです。また、DIYのスキルアップを兼ねて新たなクローゼット作りにチャレンジしてみるのもいいですね。
以上、今回はクローゼットを簡単にDIYする方法についてご紹介しました。