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魅力的なタイルで憧れのブルックリンスタイルに

無骨で男前、クールな中にレトロ感とスタイリッシュさを程よくブレンドしたブルックリンスタイル。ブルックリンスタイルらしさを演出するアイテムとして忘れてならないものの一つにタイルがあります。

アンティークレンガの壁をブリックタイルで再現したり、水回りにサブウェイタイルを取り入れたり。インテリアをブルックリンスタイルにまとめるなら、タイルの使い方を知ることが近道になるでしょう。

今回は、ブルックリンスタイルに使われるタイルについて、詳しくご紹介していきます。

 

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レンガのデメリットを克服したブリックタイル


HAGSアイテム:ブリックタイル CAN’BRICK キャンブリック マンチェスター

ブリックタイルとは、レンガの質感を再現したタイルのことで、セメント系の素材を使って作られていることが多いそうです。本物のレンガのようなリアルな質感でありながら、薄くて耐久性があり、簡単なお手入れできれいな状態を保つこともできます。

ブルックリンスタイルといえば、赤茶っぽい色味の古いレンガの壁がよく使われていますが、本物のレンガは重くて扱うのが大変。積み上げていくので施工にも手間がかかり費用も高くなってしまいます。また、地震が多い日本では、住宅用の建材としては耐震性能に不安もあります。

ブリックタイルなら、薄くて軽いので住宅の内装にも使いやすく、施工もレンガより簡単。また、質感や色味のバリエーションも豊富なので、求めるテイストに合わせて選ぶ楽しさもあります。

重厚感を強く出したいときには、ブリックタイルの壁に広めの面積を取ってみてください。色も赤味がはっきりしているものや欠けがあるようなアンティーク感のあるものが合うでしょう。

日本の住宅では天井の高さが十分に無かったり、部屋の広さや間取りに余裕が少なかったりすることもあるので、壁一面、上から下までブリックタイルを張り付けると圧迫感が出てしまうこともあります。圧迫感を避けるなら、ブリックタイルを柱など限られた面積に使い、アクセントとして存在感を出す、という方法もあります。色味も白っぽいものなら軽い印象にもなりますね。

ニューヨークのカフェみたい?サブウェイタイル


HAGSアイテム:陶器質 サブウェイタイル グランドセントラル

レトロで温かみを感じるブリックタイルに対して、都会的でクールな雰囲気が魅力のサブウェイタイル。その名の通り、地下鉄の駅構内で壁に使われていたものが起源だといわれています。

本来のサブウェイタイルは、長方形だけでなく正方形や複雑な形状のタイルを組み合わせることもあるということですし、実はカラーも白に限定されているものではないそうです。が、ブルックリンスタイルやインダストリアルスタイルのインテリアに使われる時には、白い長方形のタイルが並ぶイメージが強いかもしれません。

光沢のある長方形のタイルを敷き詰めるサブウェイタイルはキッチンなどの水回りに取り入れるとよいでしょう。白いタイルを並べて黒い目地で引き締めたり、白いタイルに白い目地で清潔感ある壁に仕上げるのもいいですね。黒いタイルに白い目地の組み合わせなら男前のカッコいいインテリアにもなじみます。

タイルの張り方にも種類があり、目地の出方で雰囲気も違ってきます。スタンダードな張り方なら「馬目地張り(破れ目地張り)」。同じサイズの長方形タイルが横に並び、上下は半分ずつズレている、あのパターンです。斜めに張っていく「ヘリボーン張り」や「やはず張り」、ずらさずにまっすぐな目地を作る「芋目地張り(通し目地張り)」などがあります。

参考:リフォペディア「サブウェイタイルを使ったインテリアが生み出す、“ワンランク上”の空間とは?」
参考:TileLife「【目地割りまとめ】タイルの貼り方バリエーション」

ブルックリンスタイルのタイルをDIYで取り入れてみよう

内装でタイルを使う場合の、一般的な施工方法には、次のような工程があります。

下地を整える
タイルを張る壁面は汚れを落としてきれいにし、表面を滑らかにしておきましょう。水拭きをするのなら乾かします。壁紙の上にタイルを張る際には、はがれやすい壁紙は取り除いておきましょう。上に張るタイルの重さではがれてしまうこともあります。

養生をする
汚したくない部分を保護しておきます。タイル面にする予定の範囲をマスキングテープで囲ったり、床にブルーシートや新聞紙を敷いたりしておきます。作業スペースや資材置き場になる場所も保護しておきましょう。

割付を決め、線を引いておく
タイルの張り方を決め、両端などタイルが余る場所ではサイズを合わせてカットしておくと、後の作業がスムーズに進められます。コンセントのプレートや巾木など、タイルを張らない部分をしっかり測っておきましょう。

タイルを水平・垂直にまっすぐ張れるように、目安となる線や印をつけておくと仕上がりが整いやすいです。

接着剤を塗ってタイルを張る
専用の接着剤を使いましょう。粉状のものは水と混ぜ合わせます。タイルの裏に接着剤を塗り、張っていきます。くし目コテを使って凸凹を付けながら塗るとより接着しやすくなります。目地になる幅をあけて張ることも覚えておきましょう。

目地材を塗る
接着剤が乾いたら、目地材を塗りこんでいきます。表面が滑らかなサブウェイタイルなどは、ヘラやコテで目地材を取り、タイルの上から塗り広げながら、隙間にしっかりと塗りこんでいきます。塗り目地という方法です。

ブリックタイルなど、表面に凹凸があるタイルでは、目地材を専用のパックに入れて生クリームのように絞り出しながら詰めていきます。そのあと、コテなどで表面を整えて仕上げます。一本目地という方法です。

表面の目地材を拭き取る
塗り目地では、最後に表面に残っている目地材を拭き取ります。スポンジや雑巾などを使い、目地材が乾いて取れにくくなっているなら、少し水を含ませるとよいでしょう。

参考:TileLife「タイルDIYが初めての方も安心! 全てがわかる実例解説」

タイル風シート(シール)でもっと簡単に

タイルDIYの工程を見て、ちょっと大変かも、と感じたなら、よりお手軽にタイル風インテリアを楽しめるシートやシールを使うという方法もあります。壁紙の上から貼るリメイクシートや、凹凸もあってよりリアルなクッションシート、タイル風素材の裏面がシールになっている商品など。接着剤も目地材もいらないので、タイルの演出を気軽にインテリアに取り入れられますね。

気を付けたいのは、アイテムの選択と言われます。ブルックリンスタイルはヴィンテージ感や重厚感も雰囲気の決め手なので、シートのように貼るアイテムを使う場合は、仕上がりがあまりチープにならないような物を選びたいところ。また、使う場所を限定するなど、インテリアとのバランスをよく考えて使いましょう。

まとめ

ブルックリンスタイルにぴったりな二つのタイルについてお伝えしてきました。レトロ感があって温かみや懐かしさを感じさせてくれるブリックタイル、クールで清潔感を感じさせるサブウェイタイル、どちらもお部屋の壁に豊かな表情をもたらしてくれるアイテムと言えるでしょう。

色味や質感、タイルを張る広さや施工方法などで雰囲気も変わってきますから、お部屋に合わせて取り入れてみてください。

 

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