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研究の成果が惜しみなく投入された「TOTO(トートー)」のキッチン

研究の成果が惜しみなく投入された「TOTO(トートー)」のキッチン

日本を代表する陶磁器メーカーといえば「ノリタケ」ですが、その製陶研究所をルーツに誕生したのが「 TOTO(トートー)」です。1917年に東洋陶器株式会社として設立されて以来、トイレなど衛生陶器のトップブランドとして、周知されています。

 TOTOの強みは研究開発力の高さでしょう。防汚技術を用いた外壁材「ハイドロテクノコート」や、お湯が冷めにくい「魔法びん浴槽」など、様々な先進的な製品を発表し続けており、住宅設備業界を中心に、大きな存在感を放ち続けているのです。

(参考:TOTO 「TOTOのこころざし」jp.toto.com/history/philosophy/ambition/)

 

TOTOのキッチンに投入される先進技術

TOTOが最初のシステムキッチンを発表したのは1981年のことです。ちょっと遅めの参入だったので、トイレにくらべると印象が地味かもしれません。しかし水回り製品では長い歴史を持つ企業、例えば水栓の製造は1946年から続いており、1968年には操作しやすいシングルレバー式のものを、1984年にはセンサー式のものを発表しているのです。
(参考:TOTO「TOTOの歩み」jp.toto.com/history/)
 
それだけにTOTOのキッチン「ミッテ」と「ザ・クラッソ」に搭載されている「水ほうき水栓」は先進的なものです。また、シンクのゴミが流れやすい「すべり台シンク」や上位モデルのザ・クラッソに搭載が可能な「きれい除菌水」など、あちらこちらにTOTOが持つ高い技術が投入されています。

 

TOTOのキッチンは「ミッテ」「ザ・クラッソ」の2シリーズ

TOTOのキッチンは2シリーズ、普及モデルの「ミッテ」と上位モデルの「ザ・クラッソ」です。まずは普及モデルから詳しく見ていきましょう。

 

普及モデル「ミッテ」の特徴

価格が低めに抑えられ、コストパフォーマンスに優れたシリーズが「ミッテ」です。とはいいえTOTOらしい特徴を見ることができます。
 

水ほうき水栓

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まずはTOTOが長く手がける水栓の技術「エアインシャワー」が搭載された「水ほうき水栓」からです。これは蛇口から出る水に空気の粒を含ませる技術、水滴を拡大することで節水・省エネ効果が得られるというものです。足元で水栓の開閉ができる「つま先らく押し水栓スイッチ」と組み合わせることで、削減される水とガスは約43%!料金にして年間1万円以上の節約になるといいます。

 
すべり台シンク

ゴミが流れやすく集まりやすい工夫が「すべり台シンク」です。ミッテで選択できるのはポリエステル樹脂製の人工大理石とステンレスの2種類になります。
 
他にも掃除が楽な平面設計のレンジフード「スーパークリーンフード」や、他メーカーのキャビネットよりも高い位置に設置することで、収納されているものの出し入れを楽にした「センターラインキャビネット」がミッテの特徴です。


(参考:TOTO「ミッテ」jp.toto.com/products/kitchen/mitte/index.htm)


 

上位モデル「ザ・クラッソ」の特徴

上位モデルにはミッテの特徴に加えて高級モデルらしさが与えられています。例えば先述の「水ほうき水栓」はタッチセンサー式のものを選ぶことができますし「すべり台シンク」は広々としたスクエアタイプを選ぶことができるのです。加えてザ・クラッソならではの工夫は以下のとおりです。

 
きれい除菌水

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水道水を電気分解して得られる除菌成分(次亜塩素酸)を含んだ「きれい除菌水」が出る水栓が付いてきます。これでできるのが、まな板や三角コーナーなどの除菌です。ヌメリや匂いの防止になりますし、タイマーをセットすることでシンク全体に除菌水を振りかけることも可能です。上の写真では②になります。

 
エポキシ樹脂製のカウンターとシンク

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耐熱性、耐衝撃性に優れたエポキシ樹脂製「クリスタルカウンター」を選ぶことができます。クリスタルの名のとおり、透明感がメリットで、TOTOの上位モデルキッチンならではの高級感を楽しむことができます。加えて同素材のシンクの選択も可能です。

 
ゼロフィルターフードeco

掃除がしやすい形状のスーパークリーンフードよりも、さらに掃除のしやすい「ゼロフィルターフードeco」を選ぶことができるのも、ザ・クラッソならではです。特徴は特別な工具を用いなくても主要パーツを取り外すことができるところ。より手軽に清潔さを保つことができるでしょう。

 
セパレート型のレイアウトが選べる

コンロとシンクを対面にレイアウトしたセパレート型が選べるのは、TOTOのシステムキッチンではザ・クラッソのみになります。


(参考:TOTO 「ザ・クラッソ」jp.toto.com/products/kitchen/crasso/index.htm)

まとめ

製陶「研究所」をルーツにするだけに、先進的な技術が投入されているのがTOTOのキッチンの特徴です。また、それらの技術がもっぱら清潔さに使われているのもTOTOらしいところ。衛生と長年むかいあってきた企業だからなのでしょう。


そんなTOTOのキッチンにひかれてしまったら、他のメーカーの選択はありません。特に「水ほうき水栓」や「きれい除菌水」には高い支持が集まっていますので、お近くのショールームで体感してみてください。